やほー!
寝る前に無気力にネットサーフィンしてたら、ブログの闇を見つけてしまったので、報告しようと思う。
結論から述べると、見つけたのは『ワードサラダ』(Word salad)と呼ばれるもの。
文章をコンピュータで自動生成して、無意味でデタラメな記事を量産する。検索エンジンに文章コンテンツのあるブログだと誤認させて、そのブログからアフィリエイトサイトにリンクを送ると、SEO上の効果がある(?)。ブラックなスパムやね。
2007年あたりからすでに流行ってたんやけど、今現在において、はてなブログも日々、そんなスパムブログ量産の被害にあってたんやなーって話。
実際に見てみた方がはやいかな。
はてなブログ内引用符検索 ”なんとなく色々調べた限りでは” -Google検索結果
同上 ”私が文献でみてみた情報では” – Google 検索
同上 ”本日サーチエンジンで集めていた情報ですが” -Google検索
(※Ctrlキー+クリックで、別タブでリンクが開く。Google検索結果一覧ページ)
はてなブログだけでも1日に少なくとも30以上は、このような自動生成された記事が作られていて、コツを掴むとはてなの新着エントリー一覧からポンポン発見できる。
上記リンク先の検索結果にあるブログの記事、ぱっと見ふつうに見える。
けども注意して読んでみれば判るとおり、文章が自動生成されていて意味の通じない内容となっている。id名も乱数で自動生成されていることが一目で判る。タイトルもテンプレ文に当てはめた自動生成。
《メール・ブログアカウントを大量に作るツール》《文章自動生成用のツール》は数万円でアフィリエイト支援商材として売られとる。文章自動生成の方はもう少しクオリティ上げてほしいけどもな。人工知能が論文やショート・ショートを書こうとしてる時代なんやから。
いくつか質問があるのですが、このようなブログを作って本当にSEO上の意味があるんですか? 今はコンテンツ・イズ・キングなどと言われる時代で、記事の質が検索エンジンに重視されます。
自動生成されたブログが検索上位に行くとは思えませんが……。
いや、作ったブログそのものは、Googleにインデックスさえされれば検索順位はどうでもええんやろ。きっと。
欲しいのは本命のアフィリエイトサイトへのリンクであって、ブログの方はリンクビルディング(被リンク獲得)を演出するための捨て駒に過ぎへん。
もっとも、その『被リンクそのもの』が現在では検索エンジンから評価されるかどうかがかなり微妙なとこやけども、何らかの策があるんかな。この辺り、SEOの専門家の人の見解が訊きたいところ。なぜワードサラダスパムは今でも絶滅しないのか……。
作成直後のワードサラダブログに発リンクが無いのは、しばらく寝かしてからリンクを送った方が良いと判断してるからかもしれん。
ブログアカウント作成や、記事生成は自動で行える。けども、もちろん人の手は入ってる。画像認証や記事キーワード選定等は人間でないとできへんし。バックリンク用のサテライトブログは数が物を言うので、アフィリエイト事業やってる会社がバイト使って100~1000ブログ/月くらいは人海戦術で作ってるんかもしれんな……。
やけに詳しいですけど、まさかトキちゃんもブラックなSEOやってるんじゃ……。
遠い昔な……、そういうスパム業者とも少し縁があったというだけやで……。今では逃げてきて、女子高生としてのほほんとした日常に身を隠し細々とブログ続けとるけども。あの界隈は怖いわ。正体バレたら後ろから刺されそうやで……。
なにやってんの……。
ほんと気をつけてくださいよ……。
というか正体って何。
(おわり)