VOICEROID起動時の「暫定ライセンス認証エラー」の対処法

先日VOICEROID周りで困ったことがあって、自己解決したので対処法を紹介したい。

1.VOICEROID起動時のエラーについて

今まで何も問題なく使えていたのに、VOICEROIDを起動すると次のようなエラーが表示され、ソフトが立ち上がらなくなる。

『ライセンス認証に失敗しました。暫定ライセンスを含むライセンスが見つかりません。』

僕の場合は、VOICEROID+ 琴葉葵&茜のダウンロード版でこのエラーが発生したが、東北きりたんや弦巻マキなど、他のソフトを使っている人でも同じエラーが出たとの報告がツイッターにあがっていた。

おそらく、Windows 10を使っている人がこのエラーに悩まされているのではないかと思う。

2.エラー対処方法

とくに再インストールや再起動は必要ない。対処法は次のとおり。

Cloud Protection & Licensing Solutions | Thales
The world relies on Thales to protect and secure access to your most sensitive data and software wherever created, share...

上記リンクのSafeNet社のページにアクセスする。

Sentinel HASP LDK – Windows GUI Run-time Installer』を選択する。

するとダウンロードページに飛ばされるので、ページ最下部の『I Accept』のボタンを押して、インストーラーをダウンロードする。

zipフォルダを解凍して、そのなかの『HASPUserSetup.exe』を実行する。

インストール完了後、VOICEROIDを立ち上げると問題が解決されていることと思う。

3.対処方法の意味と安全性について

僕も詳しくは知らないのだけれど、VOICEROIDをはじめとするソフトウェアの不正コピーを防止するために、ライセンスをチェックする認証ドライバーがあるらしい。

で、このドライバーが古いバージョンのままだと、Win10のアップデートか何かがあった際に、ソフトを起動できなくなってしまう。

そこで、VOICEROIDの認証ドライバーとして使用している『Sentinel HASP LDK』の最新バージョンをインストールし直すことで、問題が解決されるという話。

じつはこの対処方法は、VOICEROIDの制作メーカーである株式会社AIのFAQで紹介されている。

→ Windows10で使えますか? | 株式会社AI(エーアイ)

しかしながら、エラー内容で検索をかけても肝心のこのページが引っかからない。とりあえず困っている人の助けになればと、備忘録も兼ねてブログ記事にした。

お役に立てれば幸いである。

追伸

手前味噌で恐縮だが「VOICEROIDで小説原稿の会話文だけを読み上げさせたい!」と思ったときに便利な、会話文抽出機(小説推敲支援ツール)という無料ツールをこのたび作った。どんな長文原稿であっても、会話文の中身だけを抽出できる。

上記サイトには他にも創作支援系のツールを各種置いているので、時間のあるときに使っていただけたら嬉しく思う。

(了)