エッセイ

小説創作

小説書きを「VOICEROID劇場」の沼に誘いたい

VOICEROID劇場、いやその前に諸君はVOICEROIDをご存じだろうか? VOICEROIDはAH-Softwareが販売する、読み上げ用音声合成ソフトだ。各キャラクター毎に1万円前後で販売されている。 実際の起動画面。イントネーショ...
仕事・生き方

報われない無垢な努力を迎え入れる

努力が報われないと感じることが多々ある。 本当に、このまま頑張ってもうまくいくのだろうか、徒労に終わるのではないか。 そんな心の囁きが、やる気を根こそぎ奪ってゆく。   いろんなことを言う人がいる。 「報われない努力なんてない。行動には必ず...
仕事・生き方

NPC(ノンプレイヤーキャラクター)の幸福論

私はアイ。 ロールプレイングゲーム王国に住む、14歳のNPC (non player character) 独自AI (Artificial Intelligence 人工知能)を搭載していて、自分の頭で考えて行動することができるの。当たり...
小説創作

哲学的ゾンビと自己消失欲求、小説を書くこと。

角張ったビジネスバッグを肩に、スーパーの買い物袋を両手に、道を歩いていた。日の暮れかかった公園で、春休みの子供たちが遊んでいる。私は軋むように痛む胃と吐き気を抑えながら、公園を通り過ぎようとする。胃が痛い。三ヶ月間、ずっとだ。ストレスが原因...
お知らせ・雑記

第2回ショートショートコンテストの審査員特別賞に選ばれました!

お久しぶりです、海鳥まきです。  今月は多忙に多忙を極めましてとてもブログ更新の時間が取れず、ご心配をおかけしてごめんなさい。私は元気です。(ぐるぐる目  本日、ケータイ小説サイト『星の砂』にて、第2回ショートショートコンテストの優秀賞発表...
小説創作

小説を書くのは苦しい

「小説を書くのはすっごく楽しいよ」というのは、強者もしくは狂者の論理であり、真に受けると痛い目を見る。小説を書くのは、苦しい。基本的に苦しい。どのくらいの苦痛を伴うのかは、私の執筆中の表情を見てもらえればわかる。私は小説を書くときは、ムンク...
小説創作

2015年後半期 増田文学大賞(はてな匿名ダイアリー)

「はてな匿名ダイアリー」に投稿された、秀逸な創作作品の数々をご紹介したい。タイトルの通り、2015年7月~12月に投稿されたエントリーを対象とした。2015年前半期については2015年前半期 増田文学大賞(はてな匿名ダイアリー)の記事をどう...
仕事・生き方

誰かが私を変えてくれるのを待っている

今月はあと六万文字書かなければ〆切に間に合わない。急がなければと思っているのに、筆が進まない。進捗が硬直している。パソコンの画面を見つめる私は、まるでメデューサの眼光に当てられた石像のように動けない。いやいや、今の比喩はよろしくない。レトリ...
健康・生活

リクガメを動物病院に連れて行った話

飼っているリクガメの、上のクチバシがたいそう伸びていた。小松菜を食べさせてみると、伸びたクチバシが葉っぱを押し戻してうまく噛みつけないようだ。必死で口をパクパクとさせる。クチバシが邪魔をして、葉っぱを口の中に入れることができない。 ロッシー...
健康・生活

リクガメは二足で立ち上がる

リクガメを飼育していて一番驚いたのは、彼が二足で立ち上がることだった。リクガメは私が考えているよりもずっとアクティブで、岩や植木鉢によじ登ったり飛び降りたりなどの立体動作は平気でこなす。そしてたまに甲羅からひっくり返ってしまって、自分では起...