「デジタル愛麗絲祭」開催の祝辞

このたびはアイドル魔法使い幽霊(のろろ)の出店ブースにお越しくださり誠にありがとうございます。
「デジタル愛麗絲祭」はアリス・マーガトロイドのオンリーイベントです。
東方Projectの登場人物は皆個性豊かで魅力に溢れ、私は幻想郷の住人たちが好きです。ただその登場人物は100名を優に超えるため、東方オンリーの同人誌即売会に赴いたとしても「同じキャラを推す者同士で繋がりたい!」という願いを叶えるのはなかなか大変なことです。
ゆえに、特定のキャラクターにフォーカスを当てたオンリーイベントはとても貴重なものです。何より私の最推しであるアリス・マーガトロイドのイベントが開催されるのは大変嬉しく、主催のナズトロ様、サークル参加者様、ご来場の皆様に心より感謝申し上げます。
せっかく頂いた場なので、私が何故アリス・マーガトロイドを推しているのかを語らせてください。
もちろんアリスのすべてが好きなのですが、私なりの視点で特筆することがあるとすれば、アリスは幻想郷のなかでも《創作活動》をライフワークとする数少ないキャラクターであるという点です。
アリスは人形遣いとして、時折人里におりて人形劇を披露します。
人形劇を行うためには、人形を作って、劇の小道具を作って、脚本を書いて、台詞を考えて、人形を操って――、とたくさんのことをやる必要があります。アリスはそれをひとりでやっている。
魔法使いは元来、魔法に魅入られ魔法の研究のことしか頭にない種族です。
わざわざ人里や祭りの場に出てきて人形劇を披露するのは、純然たる魔法の研究からは外れる行為と言えましょう。
それは人を楽しませるためのもの。エンターテインメントであり創作活動であるからです。
人間であることを捨てながらも、人間らしい生活を大切にする。しかし俗世に流されるわけでもなく、自分の生き方を持っているのがアリスです。
捨食の魔法で食べなくても寝なくても平気なのに、人間と同じように食事も睡眠もする。
ごくふつうの人形でも操れるのに、人形を手作りすることにこだわっている。
(人形に魔法の糸を付けて操るが、人形それ自体が操るための特別製というわけではない。※東方求聞史紀より)
人形に家事の大半をやらせたり、人形に人形を操らせることすらできるのに、「人形を作ること」だけは必ず自分の手で行う。
アリス・マーガトロイドは魔法使いとしては、ともすれば非合理的で不完全な一面を持っています。でもそれが彼女の生き方であり、アリス・マーガトロイドらしさであると考えています。
私はそんなアリスを敬愛しており、そしてアリスが好きです。
語ると長くなるのでこの辺で。愛麗絲祭を楽しんでいってください!
お品書き
透明水彩画

アナログの透明水彩画を出品しています。
手数料の観点からメルカリを利用しています。
らくらくメルカリ便による匿名配送に対応していますので安心してお取引頂けます。
ご興味のある方は下記ボタンから是非ご覧くださいませ。
※メルカリへの出品はデジタル愛麗絲祭の開催期間(9/29)限定です。
※東方紅楼夢など他の同人誌即売会イベントでも水彩画を出す予定です。
デジタルイラスト

デジタルイラストや水彩画の写真などは、下記のツイッターで投稿しています。
デジタル愛麗絲祭の企画で募集したお題箱のイラストなどもツイッターに投稿していますので、ぜひご覧頂けると嬉しいです。
アカウント名は「のろろ / Nororo @WhoGoesSlowly」でやっています。
フォロー&リムーブお気軽にどうぞ!
終わりに
私は今までずっとデジタル絵しか描いてこなかったのですが、今年に入ってからアナログ絵、透明水彩画を始めました。それはひとえにアリス・マーガトロイドを描きたいと思ったからであり、新しい世界に踏み入れるきっかけをくれたアリスに感謝しています。
願わくば私も彼女のような素敵な魔法使いになりたいと切に思います。
弊サークル名「アイドル魔法使い幽霊」の《魔法使い》の部分はそこから来ています。
まだまだ修行の途上ですが、今後とも温かい目で見守ってくださると嬉しいです。
最後までご覧くださりありがとうございました!
(筆:のろろ / 2024年09月29日)