1.過去
主人公の過去の状況、現在に至るきっかけとなった出来事、幼少時代に抱えていた問題
キーワード: 安心
ヒント:誤解が解ける/疑心暗鬼状態からの脱却/幽霊の正体見たり枯れ尾花/真実を知ったことによる恐怖心の薄れ/喧嘩していた友人や恋人と仲直りする/頓挫しかけていたプロジェクトの解決手段が見つかる/混乱と喧騒から一転して、穏やかで静かな状態になる/不安の正体を知る/18.THE MOON 月《逆位置》
2.現在
主人公の現在の状況、今抱えている課題について
キーワード: 落胆
ヒント:期待外れの出来事/予想通りに行かないことによるストレス(認知的不協和)/すっかりやる気を無くしてしまった人物/意気消沈/チームの士気が下がる/どうして俺だけうまくいかないんだとふてくされている状態/尊敬する人や恋人の思わぬ一面にがっかりしてしまう/ギャップ萌えならぬギャップ萎え/ワンドの3《逆位置》
3.未来
主人公の未来の状況、近いうちに訪れる出来事、主人公がこのまま変わらなければ陥るであろう事態
キーワード: 不利
ヒント:分が悪い賭け/相手にイニシアティブ(主導権)を握られている/交渉のカードが少なく、相手の出した条件を飲まざるを得ない/相性の悪い敵/多勢に無勢で立ち向かわなければならない状況/悪天候に見舞われる/社会的情勢が悪い/敵を作りすぎてしまう/協力者が少ない/持病が再発する/ワンドの7《逆位置》
4.願望
主人公が一番手に入れたいもの、あるいは克服したいと思っているもの、行動原理、目的意識
キーワード: 指揮
ヒント:他者を従える立場にある/自分は指図を出すだけ/組織のブレイン/戦術ではなく戦略がモノを言う戦い/頭脳戦を得意とする/協力してくれる仲間が多く、信頼されている人物/前線に出られないもどかしさ/全体を取りまとめ無くてはならない/統率の取れた組織/King of Wands ワンドのキング《正位置》
5.敵対者
主人公の願望を邪魔する人物や事件、出来事
キーワード: 完遂
ヒント:何かを成し遂げる、あるいは成し遂げる意志を持っている/走れメロスのような人生/恋を成就させる/〆切に間に合わせる/散らばっていた「謎」のピースがすべて集まってひとつとなる/もうゴールしてもいいよね、でゴールする/目標や任務の達成に躍起になっていて、本当に大切なことが見えていない/成果主義/結果が全て、過程は気にしない/カップの8《逆位置》
6.援助者
主人公の望みを叶えるのに協力してくれる人物、道具、あるいは幸運な出来事
キーワード: 嫉妬
ヒント:燃えるような激しい嫉妬/成功者に対する怨恨/恋敵を打ち落とす/克服できない劣等感/環境や不運を嘆く/素直には喜べない状況/自分が幸福になることよりも、幸せな他者が不幸になることを望んでいる/現状に満足できない/隣の芝生は青い/他者が手にしているものを奪おうとする/執着心に支配される/自分の苦痛を誰かに理解してほしい/3.THE EMPRESS 女帝《逆位置》
7.試練
主人公が乗り越えなければならない試練、あるいは克服のために必要なもの
キーワード: 依存
ヒント:何かにしがみついて生きており、それを手放せない/良く言えば相思相愛、悪く言えば共依存/自身の不幸のために、怪しい宗教を盲信している/健康サプリメントが手放せない/愛し続けることが、相手のためにはならない/酒や薬、ギャンブルに溺れる/自分の意志ではやめたくてもやめられない中毒状態/カップの3《逆位置》
8.葛藤
主人公を苦しめる心の闇、自分の内側で対立しているもの
キーワード: 猜疑
ヒント:疑いの目を向ける/謂れ無き非難をする/ゴシップネタに飛びつく/良くない噂を真に受ける/群集心理に流される/友人を誤解してしまう/詐欺などにあって人に騙されることに必要以上に過敏になっている/部下を信じられない/恋人の言うことに裏があるのではないかと疑ってしまう/目に見える証拠を欲している/事件の捜査に乗り出す/ソードの9《逆位置》
9.結末
物語を通して、主人公はどのように変化、成長するのか
キーワード: 期待
ヒント:時期が訪れるのを静かに待っている/誰かとの約束が果たされる日を待つ/そう悪くはない未来を信じている/告白の返答を待っている/日に日に高まる希望/やるべきことをやったので、あとは人事を尽くして天命を待つ状態/自分からは行動しない受け身の状態/果報は寝て待て/あるいは待ちぼうけ/ワンドの3《正位置》