1.過去
主人公の過去の状況、現在に至るきっかけとなった出来事、幼少時代に抱えていた問題
キーワード: 思索
ヒント:ひとりでじっくりと考える時期/自分の心の内を見つめる/一人旅に出る/取り留めのない思考の連鎖ではなく、筋道立った深い考えが必要とされる/心の迷宮に迷い込む/すぐに結論に辿り着かずに、一旦じっくり立ち止まって考えなければ危ういとき/Queen of Pentacles ペンタクルのクイーン《正位置》
2.現在
主人公の現在の状況、今抱えている課題について
キーワード: 防御
ヒント:身を守ることに徹する/万全の準備を整える/難攻不落の鉄壁/傷つくのが怖くて告白できない/慎重すぎて歩みが遅れる/互角に戦える相手ではなく守るので精一杯の状況/大切な人の身を守ることを最優先する/勝利よりも大切なこと/防戦一方で身動きの取れない状態/ワンドの9《正位置》
3.未来
主人公の未来の状況、近いうちに訪れる出来事、主人公がこのまま変わらなければ陥るであろう事態
キーワード: 情熱
ヒント:理性よりも感情を優先する/熱血タイプ/居ても立ってもいられなくて、すぐに行動をする/感情が先走っている/青春している/燃え立つような激しい恋/気持ちだけはプロにも負けていない/自分の心のなかの信念を貫く/熱心な教育者/Queen of Wands ワンドのクイーン《正位置》
4.願望
主人公が一番手に入れたいもの、あるいは克服したいと思っているもの、行動原理、目的意識
キーワード: 悪辣
ヒント:マグマが煮えたぎるような嫉妬心/ひどいやり方で相手を罠に嵌める/非常にたちの悪い相手に苦戦する/法律や正義が通用しない/倫理観が欠如している/腹黒い人物/自分の利益のためならどんな手段をも厭わない/人間を道具としか思っていない/抑えの利かなくなった民衆の暴力的な思想/卑怯なやり方で勝利を手にする/Queen of Swords ソードのクイーン《逆位置》
5.敵対者
主人公の願望を邪魔する人物や事件、出来事
キーワード: 挫折
ヒント:数多くの失敗を経験する/気力を喪失する/漂うあきらめムード/異性の心が離れてゆく/戦意喪失/構想が絵に描いた餅で終わる/試合が終了する/絶望のなかで真の自分と向き合う/死に直面する/相手の言い分を無条件で受け入れる/はじめから戦う気のない相手/物事の価値がなくなる、または価値を見いだせなくなる/ソードの6《逆位置》
6.援助者
主人公の望みを叶えるのに協力してくれる人物、道具、あるいは幸運な出来事
キーワード: 猜疑
ヒント:疑いの目を向ける/謂れ無き非難をする/ゴシップネタに飛びつく/良くない噂を真に受ける/群集心理に流される/友人を誤解してしまう/詐欺などにあって人に騙されることに必要以上に過敏になっている/部下を信じられない/恋人の言うことに裏があるのではないかと疑ってしまう/目に見える証拠を欲している/事件の捜査に乗り出す/ソードの9《逆位置》
7.試練
主人公が乗り越えなければならない試練、あるいは克服のために必要なもの
キーワード: 拝金
ヒント:世の中カネがすべて/金で愛を買う/金銭報酬のために行動する/見返りなしには決して動かない/玉の輿狙い/利権を手にする/ペンタクルの6《逆位置》
8.葛藤
主人公を苦しめる心の闇、自分の内側で対立しているもの
キーワード: 征服
ヒント:力で勝ち取る/物質的な豊かさを手に入れる/努力によって得た栄光/押して駄目ならもっと押せの精神/人心掌握/異性を虜にする/困難だと思われていることを見事成し遂げる/圧倒的成長と容赦なき前進/他国の領土を支配下に置く/意中の相手を仕留める/トラウマを克服する/ソードのA《正位置》
9.結末
物語を通して、主人公はどのように変化、成長するのか
キーワード: 裕福
ヒント:物質的な豊かさを手にしている/お金持ち/前々から欲しかったものが手に入る/第一志望の会社から内定がもらえる/望み通りの役職につく/好きだった異性に告白してうまくいく/誰もが羨むポジション/伝説の武器や宝具を手にしている/生まれたときから欲しいものを欲しいままに手に入れてきた/恵まれた環境/精神的な孤独感、不満/資本家、貴族/ペンタクルのA《正位置》