ペルソナ(人物像)
1.過去
人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験
キーワード: 貧困
ヒント:物質的な貧しさに苦しむ/不況の波に襲われる/仕事をクビになる/病気や怪我をしているのに、医療的措置を受けられない/未来が視えない状況/物質的な貧困が、精神的な余裕までをも奪う/夢も希望もなく、愛も冷え切っている/他者からの救済を必要としている/枯れ果てた土地、枯渇した資源/乏しい才能、恵まれない環境/ペンタクルの5《正位置》
2.現在
人物が今抱えている問題、現在の状況
キーワード: 閉塞
ヒント:息苦しい環境/余所者を受け付けない村社会/閉塞感のある職場/口が堅くて秘密を決して漏らさない人物/他者を排除して、自分と相手との関係性だけを求める恋/ヤンデレ/何かに拘束されて抜け出せない状況にある/危険な(情報、能力、人物)が流出しないように封印している施設/ワンドの9《逆位置》
3.未来
人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望
キーワード: 自失
ヒント:放心状態/自分を見失うほどのショッキングな出来事/カルト教団に洗脳される/一目惚れをして相手に心を奪われる/心ここにあらず/為すべきことが分からず途方に暮れている/冷凍イカの瞳/「あの事件以来、まったくの別人のようになってしまったわ」の状態/かつての自分を忘れている/記憶喪失/かつての自分を忘れたことによる悲しい幸せな日々/封印された記憶とトラウマ/ソードの3《逆位置》
4.第三者
第三者(客観的視点)から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象
キーワード: 退屈
ヒント:暇を持て余している/世の中を冷めた目で見ている/他者を軽蔑しているわりに自分には向上心がない/現状に満足していないのに、自分からは動こうとせずに受け身な態度でいる/恋人から愛想を尽かされる/Page of Pentacles ペンタクルのペイジ《逆位置》
5.主人公
主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性
キーワード: 不調
ヒント:病気や怪我によって全盛期の実力が出せていない/運悪く体調不良に見舞われる/自分に自信がない/スランプ状態/物事がうまく進まない/ペンタクルの5《逆位置》
6.自己
人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音
キーワード: 不純
ヒント:純粋だったものが穢れてしまう/今まで憧れていた世界や人物が、じつは闇に満ちたものであることを知ってしまう/夢や幻想を打ち壊される/不純な動機、思想を持って他者に近づく/汚れ役を引き受ける/カップのA《逆位置》
7.本質
人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題
キーワード: 悪辣
ヒント:マグマが煮えたぎるような嫉妬心/ひどいやり方で相手を罠に嵌める/非常にたちの悪い相手に苦戦する/法律や正義が通用しない/倫理観が欠如している/腹黒い人物/自分の利益のためならどんな手段をも厭わない/人間を道具としか思っていない/抑えの利かなくなった民衆の暴力的な思想/卑怯なやり方で勝利を手にする/Queen of Swords ソードのクイーン《逆位置》
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