【ワールド:世界観】

物語舞台の世界構造

1.政治 →【快楽】

(その世界の政治状況、選挙制度、意思決定機関、民主制か君主制か)

ヒント:快感に酔いしれる/自己陶酔している/楽しさを常に追い求めている姿が他者から見ると努力家に見える/戦うことを楽しんでいる/恋人との仲を深める/自分の欲求を満たすためならば手段を選ばない/強欲/カップの3《正位置》

2.経済 →【崩壊】

(その世界の経済状況、景気、他国との貿易関係、産業の発展性)

ヒント:当たり前の日常がいきなり崩れる/事態の急変/外部環境の変化により激変する人生/これまでの安定した生活がなくなる/恋人の衝撃な秘密を知ってしまう/誰かに隠し事がばれる/一度知ってしまえば元には戻れない関係/今まで信じてきた価値観が音を立てて崩れる/計画の頓挫/災害や金融危機/頽廃的な生き方/退職を決意する/恋人にふられる/目が覚める/16.THE TOWER 塔《正位置》

3.宗教 →【離反】

(信仰されている宗教、神や悪魔といった概念、魔法や超能力の有無、死後世界の認識、人々にとっての生の指針)

ヒント:友人や恋人と決別する/自分の所属している組織を抜ける/悪いことから足を洗う/会社を裏切る/親元、故郷を離れる/退学する/遠距離恋愛/強制疎開/民衆からの信頼を失った政治家/パーティーの解散/自分の意見に反対し離れてゆく人物/部活存続の危機/Knight of Wands ワンドのナイト《逆位置》

4.軍事 →【破滅】

(その世界の軍事状況、軍隊や徴兵制の有無。他国との外交状態)

ヒント:完膚なきまでに打ちのめされる出来事/新しく始めた事業が失敗する/関係性の破局、絶交や絶縁/自分が不幸になっても構わないという自暴自棄な生き方/自身にも危害を与える自爆技/冷め切って修復不能な関係/回復の見込みの無い怪我や病気/帰る場所や故郷を失う/心の拠り所としている大切なものを失う/ワンドのA《逆位置》

5.歴史 →【悲痛】

(その世界の歴史、国の成り立ち、過去の出来事、国民の歴史観)

ヒント:深い悲しみに囚われる/三角関係に苦しむ/心無い言葉によって、精神的に傷つけられる/悲観的思考/心を病む/信じていた相手から裏切られる/善意でした行為を踏みにじられる/自尊感情が低い/失恋した(と思い込んでいる)/相手を精神的に追い込むような能力/ソードの3《正位置》

6.文化 →【挫折】

(文化、伝統、芸術、あるいは教育について)

ヒント:数多くの失敗を経験する/気力を喪失する/漂うあきらめムード/異性の心が離れてゆく/戦意喪失/構想が絵に描いた餅で終わる/試合が終了する/絶望のなかで真の自分と向き合う/死に直面する/相手の言い分を無条件で受け入れる/はじめから戦う気のない相手/物事の価値がなくなる、または価値を見いだせなくなる/ソードの6《逆位置》

7.科学 →【慈愛】

(科学技術の発展レベル、資源の獲得方法等について)

ヒント:優しくて穏やか/ゆったりとして恵まれている状態/自分が幸せだから他者を思いやる余裕がある/充実している/好きなことができる立場/誰かを深く愛しており満足している/母性/友人に恵まれている/周囲からいい人だと思われている/優しさにつけ込まれやすい(騙されやすい)/頼まれたら断れない性格/自分にも他者にも甘い性格/3.THE EMPRESS 女帝《正位置》

8.自然 →【直感】

(自然環境、気候、地形、生物多様性、食資源、水資源、大気汚染レベル等について)

ヒント:ずば抜けた閃き、非凡なインスピレーション/他者には決して真似できない発想/天賦の才能、本当の天才/自分の第六感を信じる/根拠の無い自信を持っている/理屈ではなく「これは運命だ」と感じて恋に落ちる/素早い決断/卓越した危険察知能力/相手が嘘を付いているのが感覚で分かる/Page of Cups カップのペイジ《正位置》

9.住居 →【凶報】

(その世界で暮らす人々の生活環境、住居、建築、あるいは人の住む土地の状態)

ヒント:悪い知らせ/ガセネタを掴まされる/流言飛語(デマ、根も葉もない噂)に悩まされる/他者を陥れようとする嘘/知らなかった方が幸せだった情報/悪意を持った報道機関や情報屋/恋人に嘘をつかれる/世間の認識と真実が食い違っている/間違ったアドバイス/怪しい投資話/嘘つき/Page of Wands ワンドのペイジ《逆位置》

10.国民 →【裕福】

(その世界の国民、住人の性質、状態、生き方、労働環境等について)

ヒント:物質的な豊かさを手にしている/お金持ち/前々から欲しかったものが手に入る/第一志望の会社から内定がもらえる/望み通りの役職につく/好きだった異性に告白してうまくいく/誰もが羨むポジション/伝説の武器や宝具を手にしている/生まれたときから欲しいものを欲しいままに手に入れてきた/恵まれた環境/精神的な孤独感、不満/資本家、貴族/ペンタクルのA《正位置》

11.権力 →【好転】

(権力者の性質、状態。政治家や貴族、国王、あるいは教師や上司、社長、資本家等、物語のなかで強い立場にある人たちの様子)

ヒント:長かった夜が明ける/辛かった日々がようやく終わる/失恋を乗り越えた先に新しい恋がはじまる/借金返済のめどが立つ/就職先のアテが見つかる/病気が快方に向かう/仲直りのきっかけが掴める/最悪の状況は脱する/峠を越える/事件解決の鍵が見つかる/どんなに辛いことでもポジティブにとらえようとする人物/ソードの10《逆位置》

12.本質 →【再起】

(その世界をひとことで言い表す本質、もしくは作中人物の気づいていない隠された世界の真実)

ヒント:失敗や挫折からの立ち直り/一からのやり直し/七転び八起き、転んでもただでは起きぬ/失敗にもめげない打たれ強い人間/ゾンビのようなしぶとさ/自分がまだやり直せることに気がつく/復活の可能性/もう終わったと思ったがじつは終わってなかった恋/復縁/失っていた感情を取り戻す/死んだと思われていたものが再びよみがえる/病気や怪我を完治させる/13.DEATH 死《逆位置》