【ワールド:世界観】

物語舞台の世界構造

1.政治 →【執着】

(その世界の政治状況、選挙制度、意思決定機関、民主制か君主制か)

ヒント:しがみついて離れない/恋人を束縛しようとする/バッドエンドを引き起こすタイプのヤンデレ/自我流のやり方に拘っていて成長できない/思い込みや固定観念に囚われている/自分の持っている財産を手放すまいと躍起になっている/大切な人や物を失うのが怖くて、縛りつけている/自分の利得のことしか考えていない/子離れ、親離れできない/わがまま/相互依存関係/ペンタクルの4《正位置》

2.経済 →【純粋】

(その世界の経済状況、景気、他国との貿易関係、産業の発展性)

ヒント:穢れを知らない/無垢な子ども/誰の言葉でも信用してしまう/社会の闇とは無縁の生活を送ってきた/プラトニックな恋愛/気持ちに私利私欲、打算がない/嘘をつかない/人を疑うという発想がない/カップのA《正位置》

3.宗教 →【寛大】

(信仰されている宗教、神や悪魔といった概念、魔法や超能力の有無、死後世界の認識、人々にとっての生の指針)

ヒント:広い心を持っている/決して怒らない/危機的状況下でも平静を保つ精神/すべてを受け入れている/弱者を助ける/積極的には行動しないが影から見守っている/安らぎのある状態/社会福祉活動やボランティアをしている/無私無欲/5.THE HIEROPHANT 法王《正位置》

4.軍事 →【孤独】

(その世界の軍事状況、軍隊や徴兵制の有無。他国との外交状態)

ヒント:一匹狼/どちらかと言えばひとりを楽しんでいる、あるいは好んでひとりを貫いている感じ、あるいは強がり/同調圧力が嫌いで、他者とは違う考えを持ち、違う道を歩もうとする/我が強すぎて理解者が少ない/友達なんていらないと考えている/決して自分を曲げない、周りに流されない/カップの10《逆位置》

5.歴史 →【親切】

(その世界の歴史、国の成り立ち、過去の出来事、国民の歴史観)

ヒント:お人好し/見返りを求めない慈善行為/ギブ・アンド・ギブ/育ちが良い/他人を疑うことを知らない/好意の押し付け/誰にでも優しい人/友人の恋を応援することには熱心だが、自分の恋には無頓着/自分の幸せよりも相手の幸せを願う/Knight of Cups カップのナイト《正位置》

6.文化 →【堅実】

(文化、伝統、芸術、あるいは教育について)

ヒント:手堅くて隙のない生き方/石橋は叩いて渡る/防御に特化した能力/親から反対されない、無難な人を恋の相手に選ぶ/安定した大企業や、公務員を志望する/夢を追いかけずに現実を見る/リスク回避的/Knight of Pentacles ペンタクルのナイト《正位置》

7.科学 →【不満】

(科学技術の発展レベル、資源の獲得方法等について)

ヒント:堕落した生活を送るも、心は満ち足りない/ソファーに寝そべってポテチを食いながらテレビを見る毎日/周囲の人間に気に食わない人がいて、ふてくされている/いつも不機嫌で、部下に八つ当たりをする/イライラしやすい性格、短気/愚痴をこぼすだけで自分からは動こうとしない/カップの9《逆位置》

8.自然 →【未完】

(自然環境、気候、地形、生物多様性、食資源、水資源、大気汚染レベル等について)

ヒント:中途半端な状態/道半ばの成長/まだ自分の能力が完成されていない/あとひと押しで実る恋なのに、なかなか踏ん切りが付かない/画竜点睛を欠く/ほんの少しの努力で道が開けるのに、それをしないもったいない状態/パズルのピースを埋めることを放棄している/俺たちの戦いはこれからだ/21.THE WORLD 世界《逆位置》

9.住居 →【豪腕】

(その世界で暮らす人々の生活環境、住居、建築、あるいは人の住む土地の状態)

ヒント:リーダーシップに長けており実力も伴っている/指揮能力が高い/社会的責任のある立場/凄まじい行動力/自分を曲げない性格/やり方は強引だが目的は必ず完遂する/義務や責任はきっちり果たす/社会的成功者/地位や名誉、物質的な豊かさを手にしている/やり手の指導者として周囲からの信頼は厚い/成功するために多くのものを犠牲にしてきた/勝つことがすべて/4.THE EMPEROR 皇帝《正位置》

10.国民 →【臆病】

(その世界の国民、住人の性質、状態、生き方、労働環境等について)

ヒント:潜在能力は高いのに、自信がなくて能力を発揮できない/気弱/自分の力で解決できるはずの問題に怯えている/悲観主義/実力はあるのに自虐的/見えない敵を恐れる/自分にはできないと思い込んでいる/日の目の当たらない才能/思い切りがつかず自分の殻に閉じこもっている/意志薄弱/周囲を驚嘆させるような能力を秘めているのにそれを表に出そうとはしない/相手を傷つけることを恐れて親しくなれない/1.THE MAGICIAN 魔術師《逆位置》

11.権力 →【好転】

(権力者の性質、状態。政治家や貴族、国王、あるいは教師や上司、社長、資本家等、物語のなかで強い立場にある人たちの様子)

ヒント:長かった夜が明ける/辛かった日々がようやく終わる/失恋を乗り越えた先に新しい恋がはじまる/借金返済のめどが立つ/就職先のアテが見つかる/病気が快方に向かう/仲直りのきっかけが掴める/最悪の状況は脱する/峠を越える/事件解決の鍵が見つかる/どんなに辛いことでもポジティブにとらえようとする人物/ソードの10《逆位置》

12.本質 →【裕福】

(その世界をひとことで言い表す本質、もしくは作中人物の気づいていない隠された世界の真実)

ヒント:物質的な豊かさを手にしている/お金持ち/前々から欲しかったものが手に入る/第一志望の会社から内定がもらえる/望み通りの役職につく/好きだった異性に告白してうまくいく/誰もが羨むポジション/伝説の武器や宝具を手にしている/生まれたときから欲しいものを欲しいままに手に入れてきた/恵まれた環境/精神的な孤独感、不満/資本家、貴族/ペンタクルのA《正位置》