【ワールド:世界観】

物語舞台の世界構造

1.政治 →【運命】

(その世界の政治状況、選挙制度、意思決定機関、民主制か君主制か)

ヒント:神に選ばれた人間/幸運に恵まれている/人智を超えた才能を持っている/自分では制御できない強大な力/自分の意志ではどうにもならない宿命/生まれながらにして決まっている使命/必然的な出会い/当たり前の奇跡/10.WHEEL of FORTUNE 運命の輪《正位置》

2.経済 →【破滅】

(その世界の経済状況、景気、他国との貿易関係、産業の発展性)

ヒント:完膚なきまでに打ちのめされる出来事/新しく始めた事業が失敗する/関係性の破局、絶交や絶縁/自分が不幸になっても構わないという自暴自棄な生き方/自身にも危害を与える自爆技/冷め切って修復不能な関係/回復の見込みの無い怪我や病気/帰る場所や故郷を失う/心の拠り所としている大切なものを失う/ワンドのA《逆位置》

3.宗教 →【陽気】

(信仰されている宗教、神や悪魔といった概念、魔法や超能力の有無、死後世界の認識、人々にとっての生の指針)

ヒント:裏表がなくはっきりとしている/誰にも分け隔てなく接する/明るい性格/憧れの的、有名人/屈託のない笑顔/開放的/悪いことは悪いと堂々と主張できる/空気を読まない/正々堂々とした勝負/恋心に鈍感で自分が好かれていることに気がつかない/19.THE SUN 太陽《正位置》

4.軍事 →【自信】

(その世界の軍事状況、軍隊や徴兵制の有無。他国との外交状態)

ヒント:自信に満ち溢れており実力を最大限に発揮できる/才能を自覚している/多才であり器用である/頭の回転が速い/創造的な行為ができる/自分の意志を持っており自己主張が強い/自由に何でもできる立場/1.THE MAGICIAN 魔術師《正位置》

5.歴史 →【落胆】

(その世界の歴史、国の成り立ち、過去の出来事、国民の歴史観)

ヒント:期待外れの出来事/予想通りに行かないことによるストレス(認知的不協和)/すっかりやる気を無くしてしまった人物/意気消沈/チームの士気が下がる/どうして俺だけうまくいかないんだとふてくされている状態/尊敬する人や恋人の思わぬ一面にがっかりしてしまう/ギャップ萌えならぬギャップ萎え/ワンドの3《逆位置》

6.文化 →【挫折】

(文化、伝統、芸術、あるいは教育について)

ヒント:数多くの失敗を経験する/気力を喪失する/漂うあきらめムード/異性の心が離れてゆく/戦意喪失/構想が絵に描いた餅で終わる/試合が終了する/絶望のなかで真の自分と向き合う/死に直面する/相手の言い分を無条件で受け入れる/はじめから戦う気のない相手/物事の価値がなくなる、または価値を見いだせなくなる/ソードの6《逆位置》

7.科学 →【軽率】

(科学技術の発展レベル、資源の獲得方法等について)

ヒント:慎重さを欠いた発言や行動/うっかりミスをする/軽はずみな行為で自分を苦しめる/疑うことを知らずにホイホイ契約してしまう/後先考えずに散財してしまう/そんなつもりはなかったのに、相手の精神的な傷に触れてしまう/デリカシーが無い/急ぎすぎてフライングをする/盲目的な恋/周りのことが冷静に見えていない/Knight of Swords ソードのナイト《逆位置》

8.自然 →【死去】

(自然環境、気候、地形、生物多様性、食資源、水資源、大気汚染レベル等について)

ヒント:すでに亡き人/殺した感情/心の奥底に閉じ込めた恋/記憶喪失/すでに終わった関係/終了した取引/多くの人々から忘れ去られた存在/隠蔽された歴史/人間関係がない/何かを強制終了する/ぷっつりと糸が切れたようにあっけなく終わる/既存の制度が根本的に変わる/13.DEATH 死《正位置》

9.住居 →【不安】

(その世界で暮らす人々の生活環境、住居、建築、あるいは人の住む土地の状態)

ヒント:真実が見えないことによる不安/曖昧でぼんやりとした霧に包まれている/中途半端ではっきりしない/どこを目指したらよいのかわからない/本音の見えないミステリアスな人物/自分の目的に疑問を持っている/周囲の言っていることが正しいとは思えない/ころころと変わる状況や感情/幻影に翻弄される/実体のないものを追い求めている/本心がわからない/隠された真意/18.THE MOON 月《正位置》

10.国民 →【助言】

(その世界の国民、住人の性質、状態、生き方、労働環境等について)

ヒント:おせっかいで世話焼きな性格/面倒見の良い上司/的確なアドバイスを与える/亀の甲より年の功、経験がモノを言う/自分の知能を相手のために使う/友人の恋を応援する/自分はサポート役に徹する/優秀な参謀、助手、執事、メイド/助け舟を出してやる/援護射撃/浮かれている友人に忠告しておく/老婆心/もしくは余計なお世話とも/ソードの7《逆位置》

11.権力 →【不測】

(権力者の性質、状態。政治家や貴族、国王、あるいは教師や上司、社長、資本家等、物語のなかで強い立場にある人たちの様子)

ヒント:未来が視えない状況/予測していなかった事態が起こる/後先考えない行き当たりばったりな行動/どう転ぶか分からない博打や投資/一か八か/周囲の同意が得られずに恋人と駆け落ちする/将来性のない仕事/相手の出方が予測できない/行動の先読みができない厄介な敵/悪天候や突発的な災害/ワンドの2《逆位置》

12.本質 →【屈辱】

(その世界をひとことで言い表す本質、もしくは作中人物の気づいていない隠された世界の真実)

ヒント:敗北の味を噛みしめる/面目を失う/権力に抑えつけられる/他者から辱めを受ける/傷つくプライド/夢や目標を話したら小馬鹿にされる/名誉毀損/簡単な罠にまんまと引っかかってしまう/あともう少しで勝てたのに惜しいところで失敗してしまう/強者を前に実力不足を実感する/成果を横取りされる/ソードの5《逆位置》