【ペルソナ:人物像】
あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係
1.過去 →【内省】
(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)
ヒント:自分の世界に浸っている/過去の思索/他者と関わりがない/無口で多くを語らない/自分の思いを他者に伝えられない/人生の疲弊/後悔を背負っている/動かず静観する/自分からは行動しない/秘められた高い潜在能力/封印した想い/9.THE HERMIT 隠者《正位置》
2.現在 →【離反】
(人物が今抱えている問題、現在の状況)
ヒント:友人や恋人と決別する/自分の所属している組織を抜ける/悪いことから足を洗う/会社を裏切る/親元、故郷を離れる/退学する/遠距離恋愛/強制疎開/民衆からの信頼を失った政治家/パーティーの解散/自分の意見に反対し離れてゆく人物/部活存続の危機/Knight of Wands ワンドのナイト《逆位置》
3.未来 →【死去】
(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)
ヒント:すでに亡き人/殺した感情/心の奥底に閉じ込めた恋/記憶喪失/すでに終わった関係/終了した取引/多くの人々から忘れ去られた存在/隠蔽された歴史/人間関係がない/何かを強制終了する/ぷっつりと糸が切れたようにあっけなく終わる/既存の制度が根本的に変わる/13.DEATH 死《正位置》
4.第三者 →【野蛮】
(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)
ヒント:原始的な力/より肉体的な快楽を求める恋/欲望のままに生きる/暴力を振りかざす/理性が吹っ飛んだ状態/内乱が勃発する/自然災害/ドメスティック・バイオレンス/理不尽な力に翻弄される/精神的ではなく物理的なダメージを受ける/非合法な手段によって大切なものを奪われる/怪獣やゾンビなど、人間社会の法の支配の及ばない相手/King of Swords ソードのキング《逆位置》
5.主人公 →【冒険】
(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)
ヒント:自由奔放で好奇心旺盛/何にでも挑戦する冒険家/誰もが為せないことを為す勇気がある/人類未踏の地に踏み込む/自由で縛られない気ままな恋愛/フリーランスやノマドワーカー、自由人/好きなことで生きていく/危ないことにも首を突っ込みすぎる/誰にも見つけられなかったものを発見する/0.THE FOOL 愚者《正位置》
6.自己 →【恋愛】
(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)
ヒント:恋している/純粋無垢/コミュニケーション能力に長けている/楽しいひととき/今が楽しければそれでいい/パートナーの存在だけが大切/近い将来に大きな苦難が待ち受けていることを今はまだ知らない/感情的で衝動的な行動/自分の感情を信じている/6.THE LOVERS 恋人《正位置》
7.本質 →【夢想】
(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)
ヒント:良く言えばロマンチスト、悪く言えば絵に描いた餅屋/虚構世界にしか逃げ道がない/実現させるつもりのない恋/ビッグマウス/高望みをしすぎている/大言壮語で周りからは呆れられている/現実逃避/Queen of Cups カップのクイーン《正位置》