【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【自失】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:放心状態/自分を見失うほどのショッキングな出来事/カルト教団に洗脳される/一目惚れをして相手に心を奪われる/心ここにあらず/為すべきことが分からず途方に暮れている/冷凍イカの瞳/「あの事件以来、まったくの別人のようになってしまったわ」の状態/かつての自分を忘れている/記憶喪失/かつての自分を忘れたことによる悲しい幸せな日々/封印された記憶とトラウマ/ソードの3《逆位置》

2.現在 →【探求】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:学問を追究する/好奇心旺盛な研究者、あるいは探偵/何か未知なるものを探し求めなければならない状況/「利益」よりも「己の知を満たすこと」を行動原理としている/真実を知ることが重要/Page of Pentacles ペンタクルのペイジ《正位置》

3.未来 →【重圧】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:疲労困憊/何でも自分ひとりで抱え込もうとする/周りからの強いプレッシャー/責任の重さに押し潰されそうになる/厳しいノルマ/同調圧力に苦しむ/想像を絶する困難に耐えている/手放したくても手放せない、逃げたくても逃げ出せない状況/我慢する時/ワンドの10《正位置》

4.第三者 →【休息】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:心休まるひととき/心身を回復する機会が与えられる/戦線を一時的に離脱する/休職期間/長旅のなかで見つけたオアシス/幸せな時間が訪れるが、あくまでここはゴールではない/これからの戦いや冒険にそなえて準備をする/リラックス状態/あるいは現実逃避/ワンドの4《正位置》

5.主人公 →【新鮮】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:見るものすべてが目新しい/新しく踏み入れた世界にドキドキと心をときめかせる/初恋/自分とはまったく異なる価値観の人に出会う/新しいもの好き/実際は歳をとっているのに、すごく若々しく見える/とっておきの新技を披露する/キャラを変える/今までの自分なら決して選ばなかった道が見える/カップの4《逆位置》

6.自己 →【迅速】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:素早く対応する/目にも留まらぬ速さ/死ぬことを恐れずに敵陣へと突っ込む/フラれる覚悟で告白する/自分が傷つくことを恐れないゆえの速さ/速攻で決着を付けなければならない相手/先制攻撃を仕掛ける/急いては事を仕損じる、焦りすぎている/一旦走り始めた以上、もう引き返すことはできない、突き抜けるのみ/過去を省みずに未来へ向けて一直線に進む/Knight of Swords ソードのナイト《正位置》

7.本質 →【幻滅】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:今まで憧れていた人物の正体を知り幻滅する/自分の信じてきた希望が打ち砕かれる/追いかけてきた夢を諦める/期待通りにいかない出来事/見通しが甘かったことに気づかされる/実力不足を自覚する/恋が冷める/17.THE STAR 星《逆位置》