【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【束縛】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:精神的な意味での自縄自縛状態/自分自身の言葉によって行動や考えを縛られてしまう/動くに動けない状況/固定観念に囚われる/既存の枠組みから抜け出すことができない/過去の戒め、使命、亡くなった師の言葉、元カノが最後に放った台詞、などに縛られている/制限事項や縛りの大きい能力/国家や組織によって思想や行動の自由を奪われている/ソードの8《正位置》

2.現在 →【快楽】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:快感に酔いしれる/自己陶酔している/楽しさを常に追い求めている姿が他者から見ると努力家に見える/戦うことを楽しんでいる/恋人との仲を深める/自分の欲求を満たすためならば手段を選ばない/強欲/カップの3《正位置》

3.未来 →【完遂】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:何かを成し遂げる、あるいは成し遂げる意志を持っている/走れメロスのような人生/恋を成就させる/〆切に間に合わせる/散らばっていた「謎」のピースがすべて集まってひとつとなる/もうゴールしてもいいよね、でゴールする/目標や任務の達成に躍起になっていて、本当に大切なことが見えていない/成果主義/結果が全て、過程は気にしない/カップの8《逆位置》

4.第三者 →【吉報】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:良い知らせが伝わる/信頼の置ける情報屋、メッセンジャー/大切な人に伝言を託す/有用な情報を手に入れる/悪くないニュース/友人の恋が成就する/未来を視る、予知能力者/高度な情報戦が繰り広げられる/ネットワーク社会/Page of Wands ワンドのペイジ《正位置》

5.主人公 →【孤独】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:一匹狼/どちらかと言えばひとりを楽しんでいる、あるいは好んでひとりを貫いている感じ、あるいは強がり/同調圧力が嫌いで、他者とは違う考えを持ち、違う道を歩もうとする/我が強すぎて理解者が少ない/友達なんていらないと考えている/決して自分を曲げない、周りに流されない/カップの10《逆位置》

6.自己 →【暴走】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:自分の力を制御できない/走り始めたら立ち止まれない性格/暴走してもはや中止のできないプロジェクト/誤った道を突き進んでしまう/方向転換を迫られる/壁を回避できずに激突する/争いに過熱する群集心理/歯止めが利かない状況/7.THE CHARIOT 戦車《逆位置》

7.本質 →【幻滅】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:今まで憧れていた人物の正体を知り幻滅する/自分の信じてきた希望が打ち砕かれる/追いかけてきた夢を諦める/期待通りにいかない出来事/見通しが甘かったことに気づかされる/実力不足を自覚する/恋が冷める/17.THE STAR 星《逆位置》