【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【落胆】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:期待外れの出来事/予想通りに行かないことによるストレス(認知的不協和)/すっかりやる気を無くしてしまった人物/意気消沈/チームの士気が下がる/どうして俺だけうまくいかないんだとふてくされている状態/尊敬する人や恋人の思わぬ一面にがっかりしてしまう/ギャップ萌えならぬギャップ萎え/ワンドの3《逆位置》

2.現在 →【冷淡】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:情け容赦のない制裁/感情を押し殺して生きる/クールに振る舞う/笑顔や涙を誰にも見せない/無関心を装っている/無表情、無感情/自分の気持ちを心の奥底に封じ込めている/淡々と役割を果たす/本当は好きな相手にわざと冷たい態度を取る/赤の他人のふりをする/ロボット、人工知能、クローン/クーデレ/命ぜられた任務をこなすだけの殺戮装置/Queen of Swords ソードのクイーン《正位置》

3.未来 →【快楽】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:快感に酔いしれる/自己陶酔している/楽しさを常に追い求めている姿が他者から見ると努力家に見える/戦うことを楽しんでいる/恋人との仲を深める/自分の欲求を満たすためならば手段を選ばない/強欲/カップの3《正位置》

4.第三者 →【克服】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:出来なかったことができるようになる/弱点を克服する/苦手だなと思っていた人の良いところが見つかる/恋の障害を乗り越える/恐怖を感じているものに、勇気を出して立ち向かう決心をする/宿敵を倒す/自分自身の弱さを受け入れる/カップの5《逆位置》

5.主人公 →【臆病】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:潜在能力は高いのに、自信がなくて能力を発揮できない/気弱/自分の力で解決できるはずの問題に怯えている/悲観主義/実力はあるのに自虐的/見えない敵を恐れる/自分にはできないと思い込んでいる/日の目の当たらない才能/思い切りがつかず自分の殻に閉じこもっている/意志薄弱/周囲を驚嘆させるような能力を秘めているのにそれを表に出そうとはしない/相手を傷つけることを恐れて親しくなれない/1.THE MAGICIAN 魔術師《逆位置》

6.自己 →【冷静】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:すべての物事に対して感情ではなく理性で対処する/冷静かつ的確な現状分析/誰よりも現実が見えている/一歩身を引いて高い位置から状況を俯瞰している/データ収集、処理を得意とする/突然の事態にも落ち着き払っている/他者から感情がないと思われている/恋愛に関して熱くなれない/知的な判断を下す/合理的だが人の感情を考慮していない/King of Swords ソードのキング《正位置》

7.本質 →【過労】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:報われない努力と疲弊した精神/相手に尽くしているのに報われない恋/実力を発揮できない職場/理不尽な環境でも仕方なく耐えなければならない状況/辞めたくても辞めさせてくれない組織/頑張りすぎており休息を必要としている/12.THE HANGED MAN 吊し人《逆位置》