【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【恋愛】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:恋している/純粋無垢/コミュニケーション能力に長けている/楽しいひととき/今が楽しければそれでいい/パートナーの存在だけが大切/近い将来に大きな苦難が待ち受けていることを今はまだ知らない/感情的で衝動的な行動/自分の感情を信じている/6.THE LOVERS 恋人《正位置》

2.現在 →【再起】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:失敗や挫折からの立ち直り/一からのやり直し/七転び八起き、転んでもただでは起きぬ/失敗にもめげない打たれ強い人間/ゾンビのようなしぶとさ/自分がまだやり直せることに気がつく/復活の可能性/もう終わったと思ったがじつは終わってなかった恋/復縁/失っていた感情を取り戻す/死んだと思われていたものが再びよみがえる/病気や怪我を完治させる/13.DEATH 死《逆位置》

3.未来 →【慈愛】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:優しくて穏やか/ゆったりとして恵まれている状態/自分が幸せだから他者を思いやる余裕がある/充実している/好きなことができる立場/誰かを深く愛しており満足している/母性/友人に恵まれている/周囲からいい人だと思われている/優しさにつけ込まれやすい(騙されやすい)/頼まれたら断れない性格/自分にも他者にも甘い性格/3.THE EMPRESS 女帝《正位置》

4.第三者 →【豪腕】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:リーダーシップに長けており実力も伴っている/指揮能力が高い/社会的責任のある立場/凄まじい行動力/自分を曲げない性格/やり方は強引だが目的は必ず完遂する/義務や責任はきっちり果たす/社会的成功者/地位や名誉、物質的な豊かさを手にしている/やり手の指導者として周囲からの信頼は厚い/成功するために多くのものを犠牲にしてきた/勝つことがすべて/4.THE EMPEROR 皇帝《正位置》

5.主人公 →【屈辱】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:敗北の味を噛みしめる/面目を失う/権力に抑えつけられる/他者から辱めを受ける/傷つくプライド/夢や目標を話したら小馬鹿にされる/名誉毀損/簡単な罠にまんまと引っかかってしまう/あともう少しで勝てたのに惜しいところで失敗してしまう/強者を前に実力不足を実感する/成果を横取りされる/ソードの5《逆位置》

6.自己 →【無駄】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:能力を有効活用せずに浪費している/すでに恋人のいる相手に対してアタックをかけている/無意味な努力をしている/目指すべき方向を間違えている/役に立たない部下/効果のない薬/効力がない武器/宝の持ち腐れ/Knight of Pentacles ペンタクルのナイト《逆位置》

7.本質 →【冷淡】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:情け容赦のない制裁/感情を押し殺して生きる/クールに振る舞う/笑顔や涙を誰にも見せない/無関心を装っている/無表情、無感情/自分の気持ちを心の奥底に封じ込めている/淡々と役割を果たす/本当は好きな相手にわざと冷たい態度を取る/赤の他人のふりをする/ロボット、人工知能、クローン/クーデレ/命ぜられた任務をこなすだけの殺戮装置/Queen of Swords ソードのクイーン《正位置》