【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【冒険】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:自由奔放で好奇心旺盛/何にでも挑戦する冒険家/誰もが為せないことを為す勇気がある/人類未踏の地に踏み込む/自由で縛られない気ままな恋愛/フリーランスやノマドワーカー、自由人/好きなことで生きていく/危ないことにも首を突っ込みすぎる/誰にも見つけられなかったものを発見する/0.THE FOOL 愚者《正位置》

2.現在 →【成就】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:成功をもたらす神の力/祝福すべき出来事/願いがかなう/あきらめて手放したものが戻ってくる/幸運による思わぬ成功/運命の赤い糸で結ばれた恋/ラッキーマン/神に愛されている人/挫折を味わったことがない/突如としてうまく進み始めるプロジェクト/不気味なとんとん拍子/うまく行き過ぎる/追い風が吹く/デウス・エクス・マキナ/20.JUDGEMENT 審判《正位置》

3.未来 →【寵愛】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:愛を独占している/恵まれた環境にいるが、愛の押し付けに辟易としている/籠の中の鳥/愛が重くて外のセカイに出ることができない/対等な愛ではない/愛によって自由が奪われている状態/ペンタクルの9《正位置》

4.第三者 →【報復】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:復讐のために生きる/裏切り者を許さない/仇討ちを考えている/因果応報、自業自得の災いが降りかかる/当然の報い/自分のしてきた罪に対して何らかの罰を受ける/神の裁きが下される/20.JUDGEMENT 審判《逆位置》

5.主人公 →【屈強】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:強い意志の力/努力によって手に入れた強さ/経験に基づく根拠のある自信/失敗してもめげない/団体戦よりも個人戦に強い/自分ひとりの力で何とかしようとする/他者に頼るのが苦手/いつも全力で決して手を抜かない/努力の塊/真面目で純真すぎる恋/適当に力を抜くことができない/妥協できない/8.STRENGTH 力《正位置》

6.自己 →【暴走】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:自分の力を制御できない/走り始めたら立ち止まれない性格/暴走してもはや中止のできないプロジェクト/誤った道を突き進んでしまう/方向転換を迫られる/壁を回避できずに激突する/争いに過熱する群集心理/歯止めが利かない状況/7.THE CHARIOT 戦車《逆位置》

7.本質 →【有利】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:有利な立場、状況/絶好のチャンスが訪れる/相性の良い相手/実力以上に能力が発揮できる/ライバルよりも一歩リードしている/交渉のカードはこちらの方が多い/この機を逃すわけにはいかない/協力してくれる仲間が多い/ちょっと油断している/ワンドの7《正位置》