【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【報復】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:復讐のために生きる/裏切り者を許さない/仇討ちを考えている/因果応報、自業自得の災いが降りかかる/当然の報い/自分のしてきた罪に対して何らかの罰を受ける/神の裁きが下される/20.JUDGEMENT 審判《逆位置》

2.現在 →【過労】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:報われない努力と疲弊した精神/相手に尽くしているのに報われない恋/実力を発揮できない職場/理不尽な環境でも仕方なく耐えなければならない状況/辞めたくても辞めさせてくれない組織/頑張りすぎており休息を必要としている/12.THE HANGED MAN 吊し人《逆位置》

3.未来 →【軽薄】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:浅はかな考え/慎重さを欠いた軽はずみな言動/準備不足、せっかち/誠意の感じられない相手/薄っぺらい愛の言葉/ペンタクルの2《逆位置》

4.第三者 →【孤立】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:他者から受け入れられることを諦めている/心を深く閉ざす/人目のつかないところでひっそりと生きている/孤独を愛している/自分の中で完結している恋/人間関係を断ち切るような出来事/人間不信に陥るような状況に追い込まれる/9.THE HERMIT 隠者《逆位置》

5.主人公 →【不調】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:病気や怪我によって全盛期の実力が出せていない/運悪く体調不良に見舞われる/自分に自信がない/スランプ状態/物事がうまく進まない/ペンタクルの5《逆位置》

6.自己 →【節制】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:虚飾しないありのままの姿/穢れのない存在/節度のある人間関係/自然との調和/無理のない計画/バランスが取れている/ほどほどに妥協する/適度に力を抜く/何事も控えめがいい/目立つよりかはクラスのモブキャラ的存在に/努力よりかは規則正しい習慣/健康的な生活/ミニマリスト的な/14.TEMPERANCE 節制《正位置》

7.本質 →【屈辱】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:敗北の味を噛みしめる/面目を失う/権力に抑えつけられる/他者から辱めを受ける/傷つくプライド/夢や目標を話したら小馬鹿にされる/名誉毀損/簡単な罠にまんまと引っかかってしまう/あともう少しで勝てたのに惜しいところで失敗してしまう/強者を前に実力不足を実感する/成果を横取りされる/ソードの5《逆位置》