【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【再起】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:失敗や挫折からの立ち直り/一からのやり直し/七転び八起き、転んでもただでは起きぬ/失敗にもめげない打たれ強い人間/ゾンビのようなしぶとさ/自分がまだやり直せることに気がつく/復活の可能性/もう終わったと思ったがじつは終わってなかった恋/復縁/失っていた感情を取り戻す/死んだと思われていたものが再びよみがえる/病気や怪我を完治させる/13.DEATH 死《逆位置》

2.現在 →【軽率】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:慎重さを欠いた発言や行動/うっかりミスをする/軽はずみな行為で自分を苦しめる/疑うことを知らずにホイホイ契約してしまう/後先考えずに散財してしまう/そんなつもりはなかったのに、相手の精神的な傷に触れてしまう/デリカシーが無い/急ぎすぎてフライングをする/盲目的な恋/周りのことが冷静に見えていない/Knight of Swords ソードのナイト《逆位置》

3.未来 →【運命】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:神に選ばれた人間/幸運に恵まれている/人智を超えた才能を持っている/自分では制御できない強大な力/自分の意志ではどうにもならない宿命/生まれながらにして決まっている使命/必然的な出会い/当たり前の奇跡/10.WHEEL of FORTUNE 運命の輪《正位置》

4.第三者 →【独裁】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:己の欲望のままに行動する/権力や財力を使って好き放題する/一方通行な関係性/誰も逆らえない/周りに助言してくれる人がいない/独りよがりな考え/他者の意見を聞こうとしない/独断専行な行為/絶対君主制/組織を掌握する/一極集中型システム/一途な恋/King of Wands ワンドのキング《逆位置》

5.主人公 →【退屈】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:暇を持て余している/世の中を冷めた目で見ている/他者を軽蔑しているわりに自分には向上心がない/現状に満足していないのに、自分からは動こうとせずに受け身な態度でいる/恋人から愛想を尽かされる/Page of Pentacles ペンタクルのペイジ《逆位置》

6.自己 →【克服】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:出来なかったことができるようになる/弱点を克服する/苦手だなと思っていた人の良いところが見つかる/恋の障害を乗り越える/恐怖を感じているものに、勇気を出して立ち向かう決心をする/宿敵を倒す/自分自身の弱さを受け入れる/カップの5《逆位置》

7.本質 →【好転】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:長かった夜が明ける/辛かった日々がようやく終わる/失恋を乗り越えた先に新しい恋がはじまる/借金返済のめどが立つ/就職先のアテが見つかる/病気が快方に向かう/仲直りのきっかけが掴める/最悪の状況は脱する/峠を越える/事件解決の鍵が見つかる/どんなに辛いことでもポジティブにとらえようとする人物/ソードの10《逆位置》