【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【依存】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:何かにしがみついて生きており、それを手放せない/良く言えば相思相愛、悪く言えば共依存/自身の不幸のために、怪しい宗教を盲信している/健康サプリメントが手放せない/愛し続けることが、相手のためにはならない/酒や薬、ギャンブルに溺れる/自分の意志ではやめたくてもやめられない中毒状態/カップの3《逆位置》

2.現在 →【創始】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:物事を始めるきっかけをつかむ/未経験の分野に挑戦する/創造的エネルギー/起業する/最初の第一歩を踏み出す/常に未知なる分野を研究する人/新しいもの好き/びっくりするような大胆な告白をする/ゼロからのスタート/教祖や社長/ワンドのA《正位置》

3.未来 →【怠惰】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:やる気がでない/明日からがんばる状態/やらなければならないことを怠っている/なまけていてだらしのない生活/職務怠慢/ぐだぐだな恋愛/大切なイベントを無断欠席する/寝坊して約束に遅れる/散財する/働いたら負けかなと思ってる/ワンドの4《逆位置》

4.第三者 →【探求】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:学問を追究する/好奇心旺盛な研究者、あるいは探偵/何か未知なるものを探し求めなければならない状況/「利益」よりも「己の知を満たすこと」を行動原理としている/真実を知ることが重要/Page of Pentacles ペンタクルのペイジ《正位置》

5.主人公 →【正気】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:悪魔の誘惑から目が覚める/自分が今まで騙されていたことに気がつく/自分の本当の気持ちに目を向ける/固定観念が打ち砕かれる/真実が露見する/何かに依存していた状態から解放される/異常な群集心理の渦巻くなかで唯一まともな人間/我に返る/洗脳が解ける/15.THE DEVIL 悪魔《逆位置》

6.自己 →【安心】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:誤解が解ける/疑心暗鬼状態からの脱却/幽霊の正体見たり枯れ尾花/真実を知ったことによる恐怖心の薄れ/喧嘩していた友人や恋人と仲直りする/頓挫しかけていたプロジェクトの解決手段が見つかる/混乱と喧騒から一転して、穏やかで静かな状態になる/不安の正体を知る/18.THE MOON 月《逆位置》

7.本質 →【再起】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:失敗や挫折からの立ち直り/一からのやり直し/七転び八起き、転んでもただでは起きぬ/失敗にもめげない打たれ強い人間/ゾンビのようなしぶとさ/自分がまだやり直せることに気がつく/復活の可能性/もう終わったと思ったがじつは終わってなかった恋/復縁/失っていた感情を取り戻す/死んだと思われていたものが再びよみがえる/病気や怪我を完治させる/13.DEATH 死《逆位置》