【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【不和】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:仲違い/恋人や友人と喧嘩をする/グループ、チームのなかに協調性を乱す空気の読めない人がいる/敵との決戦を前にして内輪揉めが起こる/無益な派閥争い/とにかく相性の悪い相手/自分がその組織やグループに所属することに、違和感を覚え始める/カップの2《逆位置》

2.現在 →【軽薄】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:浅はかな考え/慎重さを欠いた軽はずみな言動/準備不足、せっかち/誠意の感じられない相手/薄っぺらい愛の言葉/ペンタクルの2《逆位置》

3.未来 →【友愛】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:友情を大切にする/トモダチ止まりで、恋仲には発展しない/兄弟愛、姉妹愛/協調路線で交渉を進める/クラス全員を敵に回してでもいじめられている友人の側に立つ/頼もしい相棒/コンビネーションが成否を決めるミッション/カップの2《正位置》

4.第三者 →【不安】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:真実が見えないことによる不安/曖昧でぼんやりとした霧に包まれている/中途半端ではっきりしない/どこを目指したらよいのかわからない/本音の見えないミステリアスな人物/自分の目的に疑問を持っている/周囲の言っていることが正しいとは思えない/ころころと変わる状況や感情/幻影に翻弄される/実体のないものを追い求めている/本心がわからない/隠された真意/18.THE MOON 月《正位置》

5.主人公 →【冷静】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:すべての物事に対して感情ではなく理性で対処する/冷静かつ的確な現状分析/誰よりも現実が見えている/一歩身を引いて高い位置から状況を俯瞰している/データ収集、処理を得意とする/突然の事態にも落ち着き払っている/他者から感情がないと思われている/恋愛に関して熱くなれない/知的な判断を下す/合理的だが人の感情を考慮していない/King of Swords ソードのキング《正位置》

6.自己 →【混乱】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:てんやわんやの大騒ぎ/群集心理、世論、マスコミ等に翻弄される/みんながみんな好き勝手に自分の意見を述べて統率が取れない/気持ちの整理がつかない恋愛/考えれば考えるほど分からなくなってゆく/自分が正しいのか、周りが正しいのか、という葛藤/自分の伝えたい気持ちが相手に伝わらない/相手を混乱させてしまうツンデレ、あまのじゃく/ワンドの5《逆位置》

7.本質 →【誘惑】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:悪魔の誘惑/人間を堕落させようとする企み/甘い話の罠/楽をして近道を行こうとする/目先の利益に釣られる/中毒、快楽から抜け出せない/金に目が眩む/つい借金をしてしまう/色気に負ける/一度足を踏み入れてしまうとやめられない止まれない/謎の中毒性/ドーピングやズルをして実力を誤魔化す/15.THE DEVIL 悪魔《正位置》