【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【家庭】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:守るべき大切な家族がいる/子どもができる/恋人と籍を入れる/マイホームを建てる/親子関係に起因する問題/ヒロインとの同居生活を始める/親孝行をする/家族思いの人間/カップの10《正位置》

2.現在 →【喪失】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:覆水盆に返らず/取り返せない過ちを犯す/大切な人を失う/キーパーソンが失踪する/事件を解決するために必要なアイテムが消える/感情の欠落した人物/失われてはじめて気がつく幸せ/カップの5《正位置》

3.未来 →【不測】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:未来が視えない状況/予測していなかった事態が起こる/後先考えない行き当たりばったりな行動/どう転ぶか分からない博打や投資/一か八か/周囲の同意が得られずに恋人と駆け落ちする/将来性のない仕事/相手の出方が予測できない/行動の先読みができない厄介な敵/悪天候や突発的な災害/ワンドの2《逆位置》

4.第三者 →【古傷】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:過去の過ちを清算しなければならない時が近づいている/過去の事故で負った怪我が悪化する/治ったはずの持病が再発する/元カレ、元カノ、会いたくなかった旧友、自分を捨てたはずの親などに再会する/隠していた不祥事が露見する/トラウマがよみがえる/自分自身と向き合わなければならないとき/カップの6《逆位置》

5.主人公 →【節制】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:虚飾しないありのままの姿/穢れのない存在/節度のある人間関係/自然との調和/無理のない計画/バランスが取れている/ほどほどに妥協する/適度に力を抜く/何事も控えめがいい/目立つよりかはクラスのモブキャラ的存在に/努力よりかは規則正しい習慣/健康的な生活/ミニマリスト的な/14.TEMPERANCE 節制《正位置》

6.自己 →【崩壊】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:当たり前の日常がいきなり崩れる/事態の急変/外部環境の変化により激変する人生/これまでの安定した生活がなくなる/恋人の衝撃な秘密を知ってしまう/誰かに隠し事がばれる/一度知ってしまえば元には戻れない関係/今まで信じてきた価値観が音を立てて崩れる/計画の頓挫/災害や金融危機/頽廃的な生き方/退職を決意する/恋人にふられる/目が覚める/16.THE TOWER 塔《正位置》

7.本質 →【徒労】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:骨折り損のくたびれ儲け/期待していた見返りが得られなかったことの不満/働き過ぎており休息が必要である/今までやってきたことのすべてが無駄に思えてくる/相手からただの『都合の良い人』と思われている/過程そのものを楽しむことのできない恋愛/ペンタクルの7《逆位置》