【ペルソナ:人物像】
あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係
1.過去 →【追憶】
(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)
ヒント:過去を追う人/幼なじみに再会する/同窓会が開かれる/タイムスリップする/過去を引きずっている/失った大切な人との思い出が今でも心の多くを占めている/故郷に帰りたい/あの頃は良かった/カップの6《正位置》
2.現在 →【閉塞】
(人物が今抱えている問題、現在の状況)
ヒント:息苦しい環境/余所者を受け付けない村社会/閉塞感のある職場/口が堅くて秘密を決して漏らさない人物/他者を排除して、自分と相手との関係性だけを求める恋/ヤンデレ/何かに拘束されて抜け出せない状況にある/危険な(情報、能力、人物)が流出しないように封印している施設/ワンドの9《逆位置》
3.未来 →【敗北】
(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)
ヒント:勝負に負ける/劣等感、屈辱感、コンプレックス、卑屈な態度/自尊心や自信が持てなくなる/いじめられっ子/社会的に搾取される立場、負け組/恋敵に打ち負ける/寝取られ/金銭を巻き上げられる/格差の広がった社会/出世し損ねる/選挙で落選する/負け戦/持病が悪化する/ワンドの6《逆位置》
4.第三者 →【不調】
(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)
ヒント:病気や怪我によって全盛期の実力が出せていない/運悪く体調不良に見舞われる/自分に自信がない/スランプ状態/物事がうまく進まない/ペンタクルの5《逆位置》
5.主人公 →【軽薄】
(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)
ヒント:浅はかな考え/慎重さを欠いた軽はずみな言動/準備不足、せっかち/誠意の感じられない相手/薄っぺらい愛の言葉/ペンタクルの2《逆位置》
6.自己 →【好転】
(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)
ヒント:長かった夜が明ける/辛かった日々がようやく終わる/失恋を乗り越えた先に新しい恋がはじまる/借金返済のめどが立つ/就職先のアテが見つかる/病気が快方に向かう/仲直りのきっかけが掴める/最悪の状況は脱する/峠を越える/事件解決の鍵が見つかる/どんなに辛いことでもポジティブにとらえようとする人物/ソードの10《逆位置》
7.本質 →【夢想】
(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)
ヒント:良く言えばロマンチスト、悪く言えば絵に描いた餅屋/虚構世界にしか逃げ道がない/実現させるつもりのない恋/ビッグマウス/高望みをしすぎている/大言壮語で周りからは呆れられている/現実逃避/Queen of Cups カップのクイーン《正位置》