【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【拝金】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:世の中カネがすべて/金で愛を買う/金銭報酬のために行動する/見返りなしには決して動かない/玉の輿狙い/利権を手にする/ペンタクルの6《逆位置》

2.現在 →【刹那】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:刹那的幸福を追い求める/今が良ければそれでいい/瞬間瞬間を大切にして生きる/ほんの束の間の幸せなひととき/未来のことを考えられない/一目惚れをする/一時的な妄想に憑りつかれる/何かを成し遂げるには少な過ぎる時間/事態が切迫しており悠長に考えている場合ではない/今すぐに決断しなければならない状況に追い込まれる/一瞬の遅れが命取りになる/6.THE LOVERS 恋人《逆位置》

3.未来 →【損失】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:経済的な損失を被る/事件や災害の被害に遭う/他者からの評価が落ちる/恋人から幻滅される/これまでの有利な立場が無くなる/残されたものを使って勝負しなければならない状況/ペンタクルのA《逆位置》

4.第三者 →【死去】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:すでに亡き人/殺した感情/心の奥底に閉じ込めた恋/記憶喪失/すでに終わった関係/終了した取引/多くの人々から忘れ去られた存在/隠蔽された歴史/人間関係がない/何かを強制終了する/ぷっつりと糸が切れたようにあっけなく終わる/既存の制度が根本的に変わる/13.DEATH 死《正位置》

5.主人公 →【不利】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:分が悪い賭け/相手にイニシアティブ(主導権)を握られている/交渉のカードが少なく、相手の出した条件を飲まざるを得ない/相性の悪い敵/多勢に無勢で立ち向かわなければならない状況/悪天候に見舞われる/社会的情勢が悪い/敵を作りすぎてしまう/協力者が少ない/持病が再発する/ワンドの7《逆位置》

6.自己 →【屈辱】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:敗北の味を噛みしめる/面目を失う/権力に抑えつけられる/他者から辱めを受ける/傷つくプライド/夢や目標を話したら小馬鹿にされる/名誉毀損/簡単な罠にまんまと引っかかってしまう/あともう少しで勝てたのに惜しいところで失敗してしまう/強者を前に実力不足を実感する/成果を横取りされる/ソードの5《逆位置》

7.本質 →【不和】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:仲違い/恋人や友人と喧嘩をする/グループ、チームのなかに協調性を乱す空気の読めない人がいる/敵との決戦を前にして内輪揉めが起こる/無益な派閥争い/とにかく相性の悪い相手/自分がその組織やグループに所属することに、違和感を覚え始める/カップの2《逆位置》