【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【不調】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:病気や怪我によって全盛期の実力が出せていない/運悪く体調不良に見舞われる/自分に自信がない/スランプ状態/物事がうまく進まない/ペンタクルの5《逆位置》

2.現在 →【誘惑】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:悪魔の誘惑/人間を堕落させようとする企み/甘い話の罠/楽をして近道を行こうとする/目先の利益に釣られる/中毒、快楽から抜け出せない/金に目が眩む/つい借金をしてしまう/色気に負ける/一度足を踏み入れてしまうとやめられない止まれない/謎の中毒性/ドーピングやズルをして実力を誤魔化す/15.THE DEVIL 悪魔《正位置》

3.未来 →【混乱】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:てんやわんやの大騒ぎ/群集心理、世論、マスコミ等に翻弄される/みんながみんな好き勝手に自分の意見を述べて統率が取れない/気持ちの整理がつかない恋愛/考えれば考えるほど分からなくなってゆく/自分が正しいのか、周りが正しいのか、という葛藤/自分の伝えたい気持ちが相手に伝わらない/相手を混乱させてしまうツンデレ、あまのじゃく/ワンドの5《逆位置》

4.第三者 →【破滅】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:完膚なきまでに打ちのめされる出来事/新しく始めた事業が失敗する/関係性の破局、絶交や絶縁/自分が不幸になっても構わないという自暴自棄な生き方/自身にも危害を与える自爆技/冷め切って修復不能な関係/回復の見込みの無い怪我や病気/帰る場所や故郷を失う/心の拠り所としている大切なものを失う/ワンドのA《逆位置》

5.主人公 →【陽気】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:裏表がなくはっきりとしている/誰にも分け隔てなく接する/明るい性格/憧れの的、有名人/屈託のない笑顔/開放的/悪いことは悪いと堂々と主張できる/空気を読まない/正々堂々とした勝負/恋心に鈍感で自分が好かれていることに気がつかない/19.THE SUN 太陽《正位置》

6.自己 →【停滞】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:物事が捗らない/足踏み状態/進展の気配がない恋/何か決心や行動するのを躊躇する/冷戦状態/成長が止まる/変化よりも現状維持を選択する/保守的な性格、風土/ここにいては成長することができない/立ち止まってよく考えてみるとき/何をするにもゆっくりでマイペースな人物/ワンドの8《逆位置》

7.本質 →【急変】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:状況が一変する/外部の第三者の介入により事態が変わる/突発的なアクシデント/気がつけば背後に回りこまれているような、素早い動き/電光石火のごとく奪い去ってゆく/急展開/スピード勝負/思いもよらぬ連絡が入る/突然のカミングアウト/想定の範囲外/ダークホース/意外すぎる相手が(敵、味方、恋のライバル、黒幕)となる/ワンドの8《正位置》