【ペルソナ:人物像】

あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係

1.過去 →【諦観】

(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)

ヒント:物事をあきらめることによって、他者を許し、受け入れることができる/執着している物事を手放すとき/失恋を認める/自分が負けた事実を認める/俗世の欲望を捨てる/King of Pentacles ペンタクルのキング《正位置》

2.現在 →【悪化】

(人物が今抱えている問題、現在の状況)

ヒント:病気や怪我などが悪化する/戦況が悪くなる/負の感情がエスカレートする/能力が暴走する/もがけばもがくほど苦しくなる/借金が雪だるま式に増える/さらに敵が増える/ちょっとした喧嘩が、裁判沙汰にまで発展する/毒を用いた攻撃/立場がますます悪くなる/夢が遠のく/強く耐え忍ばなければならない状況/ソードの8《逆位置》

3.未来 →【薄弱】

(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)

ヒント:意志薄弱/勝とうとする気持ちがない/気力やモチベーションが低下するような出来事/気持ちで負けて実力が発揮できない/やる気がでなくてなまけてしまう/やる気スイッチが押されるのを待っている/明日から本気出す/告白するほどの強い気持ちはない/なあなあで事を済ます/病弱/8.STRENGTH 力《逆位置》

4.第三者 →【敗北】

(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)

ヒント:勝負に負ける/劣等感、屈辱感、コンプレックス、卑屈な態度/自尊心や自信が持てなくなる/いじめられっ子/社会的に搾取される立場、負け組/恋敵に打ち負ける/寝取られ/金銭を巻き上げられる/格差の広がった社会/出世し損ねる/選挙で落選する/負け戦/持病が悪化する/ワンドの6《逆位置》

5.主人公 →【不安】

(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)

ヒント:真実が見えないことによる不安/曖昧でぼんやりとした霧に包まれている/中途半端ではっきりしない/どこを目指したらよいのかわからない/本音の見えないミステリアスな人物/自分の目的に疑問を持っている/周囲の言っていることが正しいとは思えない/ころころと変わる状況や感情/幻影に翻弄される/実体のないものを追い求めている/本心がわからない/隠された真意/18.THE MOON 月《正位置》

6.自己 →【寵愛】

(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)

ヒント:愛を独占している/恵まれた環境にいるが、愛の押し付けに辟易としている/籠の中の鳥/愛が重くて外のセカイに出ることができない/対等な愛ではない/愛によって自由が奪われている状態/ペンタクルの9《正位置》

7.本質 →【暴走】

(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)

ヒント:自分の力を制御できない/走り始めたら立ち止まれない性格/暴走してもはや中止のできないプロジェクト/誤った道を突き進んでしまう/方向転換を迫られる/壁を回避できずに激突する/争いに過熱する群集心理/歯止めが利かない状況/7.THE CHARIOT 戦車《逆位置》