【ペルソナ:人物像】
あるひとりの登場人物の性格や内面、人間関係
1.過去 →【思索】
(人物がかつて抱えていた問題、過去の状況、トラウマあるいは成功体験)
ヒント:ひとりでじっくりと考える時期/自分の心の内を見つめる/一人旅に出る/取り留めのない思考の連鎖ではなく、筋道立った深い考えが必要とされる/心の迷宮に迷い込む/すぐに結論に辿り着かずに、一旦じっくり立ち止まって考えなければ危ういとき/Queen of Pentacles ペンタクルのクイーン《正位置》
2.現在 →【喪失】
(人物が今抱えている問題、現在の状況)
ヒント:覆水盆に返らず/取り返せない過ちを犯す/大切な人を失う/キーパーソンが失踪する/事件を解決するために必要なアイテムが消える/感情の欠落した人物/失われてはじめて気がつく幸せ/カップの5《正位置》
3.未来 →【諦観】
(人物の未来に降りかかるであろう問題、あるいは将来の不安や願望)
ヒント:物事をあきらめることによって、他者を許し、受け入れることができる/執着している物事を手放すとき/失恋を認める/自分が負けた事実を認める/俗世の欲望を捨てる/King of Pentacles ペンタクルのキング《正位置》
4.第三者 →【感傷】
(第三者・客観的視点から見た場合の、人物の性質。社会的評価、周囲から期待されている役割。他者によく知られている性格、印象)
ヒント:情緒不安定/感受性に優れている/他者の痛みが理解できる/センチメンタル/論理ではなく感情によって説得される/ロマンチストあるいは少女趣味/悲恋を嘆きつつも悲恋に陶酔している/Queen of Cups カップのクイーン《逆位置》
5.主人公 →【包容】
(主人公から見た場合の、人物の性質。あるいは人物と主人公の特別な関係性)
ヒント:愛をもって他者を受け入れる/母性愛/慈しみに満ちた人物/偽らない、ありのままの自分を認めてくれる人/寛大な措置/自分の居場所が見つかる/世間の理解を得る/King of Cups カップのキング《正位置》
6.自己 →【休息】
(人物の自己評価。自分だけが知っている自分自身の心。抱えている闇や、奥底に秘めている願望。まだ誰にも知られていない本音)
ヒント:心休まるひととき/心身を回復する機会が与えられる/戦線を一時的に離脱する/休職期間/長旅のなかで見つけたオアシス/幸せな時間が訪れるが、あくまでここはゴールではない/これからの戦いや冒険にそなえて準備をする/リラックス状態/あるいは現実逃避/ワンドの4《正位置》
7.本質 →【悪化】
(人物の本質的性質。あるいは、人物の抱える根本的な課題)
ヒント:病気や怪我などが悪化する/戦況が悪くなる/負の感情がエスカレートする/能力が暴走する/もがけばもがくほど苦しくなる/借金が雪だるま式に増える/さらに敵が増える/ちょっとした喧嘩が、裁判沙汰にまで発展する/毒を用いた攻撃/立場がますます悪くなる/夢が遠のく/強く耐え忍ばなければならない状況/ソードの8《逆位置》