【キャラクター:登場人物】

物語に登場するキャラクターの役割と性質

1.主人公 →【悪化】

(物語の主人公)

ヒント:病気や怪我などが悪化する/戦況が悪くなる/負の感情がエスカレートする/能力が暴走する/もがけばもがくほど苦しくなる/借金が雪だるま式に増える/さらに敵が増える/ちょっとした喧嘩が、裁判沙汰にまで発展する/毒を用いた攻撃/立場がますます悪くなる/夢が遠のく/強く耐え忍ばなければならない状況/ソードの8《逆位置》

2.相棒 →【友愛】

(主人公と共に行動し、物語を動かしていく人物。ヒロイン、ヒーロー、第二主人公、親友、助手、狂言回し、語り手など)

ヒント:友情を大切にする/トモダチ止まりで、恋仲には発展しない/兄弟愛、姉妹愛/協調路線で交渉を進める/クラス全員を敵に回してでもいじめられている友人の側に立つ/頼もしい相棒/コンビネーションが成否を決めるミッション/カップの2《正位置》

3.好敵手 →【不正】

(主人公のライバルとなる人物、互いに力を磨き高め合っていく良い意味での宿敵。あるいは恋敵)

ヒント:私利私欲のために不正を行う/多くの人の命より、たったひとりの大切な人の命を選ぶ/正義を求められる局面で私情を挟む/自分が正しくないことを自覚している/不平等でバランスの悪い状態/闇堕ちする/自ら悪役を買って出る/11.JUSTICE 正義《逆位置》

4.依頼者 →【過敏】

(物語進展のきっかけとなる人物。主人公に対して何らかの課題や試練を与える役割)

ヒント:必要以上に警戒心が強い/傷つくのではないかとおどおどしている/ヤマアラシのジレンマ/他者の言葉に過剰反応する/気にしすぎ/小さな物事にとらわれ過ぎる/自分を助けに近づいた他者を攻撃してしまう/人のことが信じられない/お金に関してドケチ/昔のことをいつまでも根に持っている/ツンデレならぬツンツン/Page of Swords ソードのペイジ《逆位置》

5.協力者 →【克服】

(主人公の目的を支援する人物。味方。必ずしも心の底から主人公を応援しているとは限らない)

ヒント:出来なかったことができるようになる/弱点を克服する/苦手だなと思っていた人の良いところが見つかる/恋の障害を乗り越える/恐怖を感じているものに、勇気を出して立ち向かう決心をする/宿敵を倒す/自分自身の弱さを受け入れる/カップの5《逆位置》

6.被害者 →【倦怠】

(事件に巻き込まれ何かを喪失する人物。あるいは主人公が事件により失う、もしくは失った故人)

ヒント:つまらない日常に飽々としている/心身を疲弊させる/不満はあるが自分からは動こうとしない/他者に興味がなく、どうでもいいと思っている/ルーチンワークをこなすだけの日々/恋人とのぐだぐだな交際が続く/何か非日常的な面白いことないかなぁと受け身に待っている状態/カップの4《正位置》

7.敵対者 →【実利】

(主人公を邪魔する人物。物語の最後に主人公が乗り越えなければならない壁として立ちふさがる悪役)

ヒント:現実主義者/大人な考え/戦略を練って着々と物事を進めていく/理想に振り回されず、常に合理的な判断を下そうとする/冷静沈着/感情を優先する人たちからの反感を受ける/少数を犠牲にして、多数を守る/しっかりとした経済観念/何もしていないように見えて、じつは影で方々に手を回している/カップの7《逆位置》

8.道化役 →【嫉妬】

(ジョーカー。物語を掻き回したり、シリアスなシーンで笑わせたりする謎に包まれた人物。ピエロ)

ヒント:燃えるような激しい嫉妬/成功者に対する怨恨/恋敵を打ち落とす/克服できない劣等感/環境や不運を嘆く/素直には喜べない状況/自分が幸福になることよりも、幸せな他者が不幸になることを望んでいる/現状に満足できない/隣の芝生は青い/他者が手にしているものを奪おうとする/執着心に支配される/自分の苦痛を誰かに理解してほしい/3.THE EMPRESS 女帝《逆位置》

9.黒幕 →【快楽】

(本当の敵。あるいは主人公の内面にある影の自分。シャドー)

ヒント:快感に酔いしれる/自己陶酔している/楽しさを常に追い求めている姿が他者から見ると努力家に見える/戦うことを楽しんでいる/恋人との仲を深める/自分の欲求を満たすためならば手段を選ばない/強欲/カップの3《正位置》