【キャラクター:登場人物】

物語に登場するキャラクターの役割と性質

1.主人公 →【警戒】

(物語の主人公)

ヒント:用心深い性格/敵からの襲撃に備える/相手の言葉が信じられず、心を開けない/知られると非常にマズイ情報を隠している/高度な心理戦/敵陣に忍び込む/スパイ、諜報、探偵など/嘘を瞬時に見抜く/高い感知能力/本音で話せない関係/財産を金庫に隠す/相手を探るために偽りの姿を演じている/疑心暗鬼に陥る群衆/Page of Swords ソードのペイジ《正位置》

2.相棒 →【独裁】

(主人公と共に行動し、物語を動かしていく人物。ヒロイン、ヒーロー、第二主人公、親友、助手、狂言回し、語り手など)

ヒント:己の欲望のままに行動する/権力や財力を使って好き放題する/一方通行な関係性/誰も逆らえない/周りに助言してくれる人がいない/独りよがりな考え/他者の意見を聞こうとしない/独断専行な行為/絶対君主制/組織を掌握する/一極集中型システム/一途な恋/King of Wands ワンドのキング《逆位置》

3.好敵手 →【不毛】

(主人公のライバルとなる人物、互いに力を磨き高め合っていく良い意味での宿敵。あるいは恋敵)

ヒント:他者との不毛な争い/勝ったとしても得るものがない/成就してもしあわせにはなれない恋愛/方向違いの努力をしている/無駄で生産性のない会議/派閥争い/骨折り損のくたびれ儲け/体力を必要以上に消耗してしまう/ワンドの5《正位置》

4.依頼者 →【断念】

(物語進展のきっかけとなる人物。主人公に対して何らかの課題や試練を与える役割)

ヒント:今まで続けてきたことを辞める/何かを諦める/気持ちに踏ん切りをつける/自分が失敗したという事実を受け入れる/現実を直視する/プロジェクトを凍結させる/負けは負けだが、潔い決断/カップの8《正位置》

5.協力者 →【創始】

(主人公の目的を支援する人物。味方。必ずしも心の底から主人公を応援しているとは限らない)

ヒント:物事を始めるきっかけをつかむ/未経験の分野に挑戦する/創造的エネルギー/起業する/最初の第一歩を踏み出す/常に未知なる分野を研究する人/新しいもの好き/びっくりするような大胆な告白をする/ゼロからのスタート/教祖や社長/ワンドのA《正位置》

6.被害者 →【恋愛】

(事件に巻き込まれ何かを喪失する人物。あるいは主人公が事件により失う、もしくは失った故人)

ヒント:恋している/純粋無垢/コミュニケーション能力に長けている/楽しいひととき/今が楽しければそれでいい/パートナーの存在だけが大切/近い将来に大きな苦難が待ち受けていることを今はまだ知らない/感情的で衝動的な行動/自分の感情を信じている/6.THE LOVERS 恋人《正位置》

7.敵対者 →【休息】

(主人公を邪魔する人物。物語の最後に主人公が乗り越えなければならない壁として立ちふさがる悪役)

ヒント:心休まるひととき/心身を回復する機会が与えられる/戦線を一時的に離脱する/休職期間/長旅のなかで見つけたオアシス/幸せな時間が訪れるが、あくまでここはゴールではない/これからの戦いや冒険にそなえて準備をする/リラックス状態/あるいは現実逃避/ワンドの4《正位置》

8.道化役 →【慈愛】

(ジョーカー。物語を掻き回したり、シリアスなシーンで笑わせたりする謎に包まれた人物。ピエロ)

ヒント:優しくて穏やか/ゆったりとして恵まれている状態/自分が幸せだから他者を思いやる余裕がある/充実している/好きなことができる立場/誰かを深く愛しており満足している/母性/友人に恵まれている/周囲からいい人だと思われている/優しさにつけ込まれやすい(騙されやすい)/頼まれたら断れない性格/自分にも他者にも甘い性格/3.THE EMPRESS 女帝《正位置》

9.黒幕 →【完成】

(本当の敵。あるいは主人公の内面にある影の自分。シャドー)

ヒント:完全無欠、全知全能の人間/問題を解決する最善手が見つかる/疑いようのない明らかな真実が露見する/オーバーキルな能力/その分野の頂点に立つ/No.1/目的が完遂される/終わりの始まり/あるひとつの解決手段により一瞬で決着がつく/始まった思ったらすでに終わっていた恋/21.THE WORLD 世界《正位置》