【キャラクター:登場人物】

物語に登場するキャラクターの役割と性質

1.主人公 →【凶報】

(物語の主人公)

ヒント:悪い知らせ/ガセネタを掴まされる/流言飛語(デマ、根も葉もない噂)に悩まされる/他者を陥れようとする嘘/知らなかった方が幸せだった情報/悪意を持った報道機関や情報屋/恋人に嘘をつかれる/世間の認識と真実が食い違っている/間違ったアドバイス/怪しい投資話/嘘つき/Page of Wands ワンドのペイジ《逆位置》

2.相棒 →【成就】

(主人公と共に行動し、物語を動かしていく人物。ヒロイン、ヒーロー、第二主人公、親友、助手、狂言回し、語り手など)

ヒント:成功をもたらす神の力/祝福すべき出来事/願いがかなう/あきらめて手放したものが戻ってくる/幸運による思わぬ成功/運命の赤い糸で結ばれた恋/ラッキーマン/神に愛されている人/挫折を味わったことがない/突如としてうまく進み始めるプロジェクト/不気味なとんとん拍子/うまく行き過ぎる/追い風が吹く/デウス・エクス・マキナ/20.JUDGEMENT 審判《正位置》

3.好敵手 →【勤勉】

(主人公のライバルとなる人物、互いに力を磨き高め合っていく良い意味での宿敵。あるいは恋敵)

ヒント:自分に厳しく修練を怠らない/努力の人/非常に精神力が強く、何事にも耐える/石の上にも三年/ひとりの相手を長い間、一途に想い続ける/今は修行のとき/ペンタクルの8《正位置》

4.依頼者 →【死去】

(物語進展のきっかけとなる人物。主人公に対して何らかの課題や試練を与える役割)

ヒント:すでに亡き人/殺した感情/心の奥底に閉じ込めた恋/記憶喪失/すでに終わった関係/終了した取引/多くの人々から忘れ去られた存在/隠蔽された歴史/人間関係がない/何かを強制終了する/ぷっつりと糸が切れたようにあっけなく終わる/既存の制度が根本的に変わる/13.DEATH 死《正位置》

5.協力者 →【喪失】

(主人公の目的を支援する人物。味方。必ずしも心の底から主人公を応援しているとは限らない)

ヒント:覆水盆に返らず/取り返せない過ちを犯す/大切な人を失う/キーパーソンが失踪する/事件を解決するために必要なアイテムが消える/感情の欠落した人物/失われてはじめて気がつく幸せ/カップの5《正位置》

6.被害者 →【冒険】

(事件に巻き込まれ何かを喪失する人物。あるいは主人公が事件により失う、もしくは失った故人)

ヒント:自由奔放で好奇心旺盛/何にでも挑戦する冒険家/誰もが為せないことを為す勇気がある/人類未踏の地に踏み込む/自由で縛られない気ままな恋愛/フリーランスやノマドワーカー、自由人/好きなことで生きていく/危ないことにも首を突っ込みすぎる/誰にも見つけられなかったものを発見する/0.THE FOOL 愚者《正位置》

7.敵対者 →【狡猾】

(主人公を邪魔する人物。物語の最後に主人公が乗り越えなければならない壁として立ちふさがる悪役)

ヒント:ずる賢い/頭の回転が非常に速い/話術に長けており、相手をまんまと口車に乗せる/漁夫の利を狙っている/策略をもってして格上の相手に勝利する/緻密な計算によって勝ち取る恋/他者の感情をうまく利用する/群集心理を操る/お金に関してちゃっかりしている/とんだ食わせもの/トリッキーな能力で強者を翻弄する/ソードの7《正位置》

8.道化役 →【実利】

(ジョーカー。物語を掻き回したり、シリアスなシーンで笑わせたりする謎に包まれた人物。ピエロ)

ヒント:現実主義者/大人な考え/戦略を練って着々と物事を進めていく/理想に振り回されず、常に合理的な判断を下そうとする/冷静沈着/感情を優先する人たちからの反感を受ける/少数を犠牲にして、多数を守る/しっかりとした経済観念/何もしていないように見えて、じつは影で方々に手を回している/カップの7《逆位置》

9.黒幕 →【悪辣】

(本当の敵。あるいは主人公の内面にある影の自分。シャドー)

ヒント:マグマが煮えたぎるような嫉妬心/ひどいやり方で相手を罠に嵌める/非常にたちの悪い相手に苦戦する/法律や正義が通用しない/倫理観が欠如している/腹黒い人物/自分の利益のためならどんな手段をも厭わない/人間を道具としか思っていない/抑えの利かなくなった民衆の暴力的な思想/卑怯なやり方で勝利を手にする/Queen of Swords ソードのクイーン《逆位置》