【キャラクター:登場人物】

物語に登場するキャラクターの役割と性質

1.主人公 →【創始】

(物語の主人公)

ヒント:物事を始めるきっかけをつかむ/未経験の分野に挑戦する/創造的エネルギー/起業する/最初の第一歩を踏み出す/常に未知なる分野を研究する人/新しいもの好き/びっくりするような大胆な告白をする/ゼロからのスタート/教祖や社長/ワンドのA《正位置》

2.相棒 →【悲痛】

(主人公と共に行動し、物語を動かしていく人物。ヒロイン、ヒーロー、第二主人公、親友、助手、狂言回し、語り手など)

ヒント:深い悲しみに囚われる/三角関係に苦しむ/心無い言葉によって、精神的に傷つけられる/悲観的思考/心を病む/信じていた相手から裏切られる/善意でした行為を踏みにじられる/自尊感情が低い/失恋した(と思い込んでいる)/相手を精神的に追い込むような能力/ソードの3《正位置》

3.好敵手 →【死去】

(主人公のライバルとなる人物、互いに力を磨き高め合っていく良い意味での宿敵。あるいは恋敵)

ヒント:すでに亡き人/殺した感情/心の奥底に閉じ込めた恋/記憶喪失/すでに終わった関係/終了した取引/多くの人々から忘れ去られた存在/隠蔽された歴史/人間関係がない/何かを強制終了する/ぷっつりと糸が切れたようにあっけなく終わる/既存の制度が根本的に変わる/13.DEATH 死《正位置》

4.依頼者 →【直感】

(物語進展のきっかけとなる人物。主人公に対して何らかの課題や試練を与える役割)

ヒント:ずば抜けた閃き、非凡なインスピレーション/他者には決して真似できない発想/天賦の才能、本当の天才/自分の第六感を信じる/根拠の無い自信を持っている/理屈ではなく「これは運命だ」と感じて恋に落ちる/素早い決断/卓越した危険察知能力/相手が嘘を付いているのが感覚で分かる/Page of Cups カップのペイジ《正位置》

5.協力者 →【未熟】

(主人公の目的を支援する人物。味方。必ずしも心の底から主人公を応援しているとは限らない)

ヒント:青二才/知識、技術、経験が不足している/世間知らず/初々しくて微笑ましい恋愛/能力はまだ不完全であるがゆえに、さらなる高みを目指せる/修行や、指導者の存在を必要としている/Page of Cups カップのペイジ《逆位置》

6.被害者 →【不満】

(事件に巻き込まれ何かを喪失する人物。あるいは主人公が事件により失う、もしくは失った故人)

ヒント:堕落した生活を送るも、心は満ち足りない/ソファーに寝そべってポテチを食いながらテレビを見る毎日/周囲の人間に気に食わない人がいて、ふてくされている/いつも不機嫌で、部下に八つ当たりをする/イライラしやすい性格、短気/愚痴をこぼすだけで自分からは動こうとしない/カップの9《逆位置》

7.敵対者 →【包容】

(主人公を邪魔する人物。物語の最後に主人公が乗り越えなければならない壁として立ちふさがる悪役)

ヒント:愛をもって他者を受け入れる/母性愛/慈しみに満ちた人物/偽らない、ありのままの自分を認めてくれる人/寛大な措置/自分の居場所が見つかる/世間の理解を得る/King of Cups カップのキング《正位置》

8.道化役 →【安心】

(ジョーカー。物語を掻き回したり、シリアスなシーンで笑わせたりする謎に包まれた人物。ピエロ)

ヒント:誤解が解ける/疑心暗鬼状態からの脱却/幽霊の正体見たり枯れ尾花/真実を知ったことによる恐怖心の薄れ/喧嘩していた友人や恋人と仲直りする/頓挫しかけていたプロジェクトの解決手段が見つかる/混乱と喧騒から一転して、穏やかで静かな状態になる/不安の正体を知る/18.THE MOON 月《逆位置》

9.黒幕 →【過労】

(本当の敵。あるいは主人公の内面にある影の自分。シャドー)

ヒント:報われない努力と疲弊した精神/相手に尽くしているのに報われない恋/実力を発揮できない職場/理不尽な環境でも仕方なく耐えなければならない状況/辞めたくても辞めさせてくれない組織/頑張りすぎており休息を必要としている/12.THE HANGED MAN 吊し人《逆位置》