【キャラクター:登場人物】

物語に登場するキャラクターの役割と性質

1.主人公 →【薄弱】

(物語の主人公)

ヒント:意志薄弱/勝とうとする気持ちがない/気力やモチベーションが低下するような出来事/気持ちで負けて実力が発揮できない/やる気がでなくてなまけてしまう/やる気スイッチが押されるのを待っている/明日から本気出す/告白するほどの強い気持ちはない/なあなあで事を済ます/病弱/8.STRENGTH 力《逆位置》

2.相棒 →【陽気】

(主人公と共に行動し、物語を動かしていく人物。ヒロイン、ヒーロー、第二主人公、親友、助手、狂言回し、語り手など)

ヒント:裏表がなくはっきりとしている/誰にも分け隔てなく接する/明るい性格/憧れの的、有名人/屈託のない笑顔/開放的/悪いことは悪いと堂々と主張できる/空気を読まない/正々堂々とした勝負/恋心に鈍感で自分が好かれていることに気がつかない/19.THE SUN 太陽《正位置》

3.好敵手 →【古傷】

(主人公のライバルとなる人物、互いに力を磨き高め合っていく良い意味での宿敵。あるいは恋敵)

ヒント:過去の過ちを清算しなければならない時が近づいている/過去の事故で負った怪我が悪化する/治ったはずの持病が再発する/元カレ、元カノ、会いたくなかった旧友、自分を捨てたはずの親などに再会する/隠していた不祥事が露見する/トラウマがよみがえる/自分自身と向き合わなければならないとき/カップの6《逆位置》

4.依頼者 →【悪化】

(物語進展のきっかけとなる人物。主人公に対して何らかの課題や試練を与える役割)

ヒント:病気や怪我などが悪化する/戦況が悪くなる/負の感情がエスカレートする/能力が暴走する/もがけばもがくほど苦しくなる/借金が雪だるま式に増える/さらに敵が増える/ちょっとした喧嘩が、裁判沙汰にまで発展する/毒を用いた攻撃/立場がますます悪くなる/夢が遠のく/強く耐え忍ばなければならない状況/ソードの8《逆位置》

5.協力者 →【妥協】

(主人公の目的を支援する人物。味方。必ずしも心の底から主人公を応援しているとは限らない)

ヒント:相手と衝突した際に、自分の主張を曲げて折り合いつける/相手にゆずる/夢をあきらめて無難な道を進む/互いの利益の一致する点を模索する/おだやかに交渉を進める/弱腰を非難される/ペンタクルの10《逆位置》

6.被害者 →【束縛】

(事件に巻き込まれ何かを喪失する人物。あるいは主人公が事件により失う、もしくは失った故人)

ヒント:精神的な意味での自縄自縛状態/自分自身の言葉によって行動や考えを縛られてしまう/動くに動けない状況/固定観念に囚われる/既存の枠組みから抜け出すことができない/過去の戒め、使命、亡くなった師の言葉、元カノが最後に放った台詞、などに縛られている/制限事項や縛りの大きい能力/国家や組織によって思想や行動の自由を奪われている/ソードの8《正位置》

7.敵対者 →【悪辣】

(主人公を邪魔する人物。物語の最後に主人公が乗り越えなければならない壁として立ちふさがる悪役)

ヒント:マグマが煮えたぎるような嫉妬心/ひどいやり方で相手を罠に嵌める/非常にたちの悪い相手に苦戦する/法律や正義が通用しない/倫理観が欠如している/腹黒い人物/自分の利益のためならどんな手段をも厭わない/人間を道具としか思っていない/抑えの利かなくなった民衆の暴力的な思想/卑怯なやり方で勝利を手にする/Queen of Swords ソードのクイーン《逆位置》

8.道化役 →【傲慢】

(ジョーカー。物語を掻き回したり、シリアスなシーンで笑わせたりする謎に包まれた人物。ピエロ)

ヒント:自分の能力を過信している/他者をこきつかう/相手の心を勘違いしている恋/俺のものは俺のもの、おまえのものも俺のもの/何でも強引に手に入れようとする/見栄を張って他者を見下す/ブラック企業のワンマン社長/4.THE EMPEROR 皇帝《逆位置》

9.黒幕 →【不和】

(本当の敵。あるいは主人公の内面にある影の自分。シャドー)

ヒント:仲違い/恋人や友人と喧嘩をする/グループ、チームのなかに協調性を乱す空気の読めない人がいる/敵との決戦を前にして内輪揉めが起こる/無益な派閥争い/とにかく相性の悪い相手/自分がその組織やグループに所属することに、違和感を覚え始める/カップの2《逆位置》