【キャラクター:登場人物】

物語に登場するキャラクターの役割と性質

1.主人公 →【悪事】

(物語の主人公)

ヒント:倫理的な一線を超える/不正を働いてでも成し遂げなければならないことがある/悪魔の囁きに魅了される/一歩足を踏み入れた以上、もう普通の生活には戻れない/違法なことをしている組織、団体の仲間に入れられてしまう/殺人を犯す/ダークサイドヒーロー/闇堕ち/King of Cups カップのキング《逆位置》

2.相棒 →【包容】

(主人公と共に行動し、物語を動かしていく人物。ヒロイン、ヒーロー、第二主人公、親友、助手、狂言回し、語り手など)

ヒント:愛をもって他者を受け入れる/母性愛/慈しみに満ちた人物/偽らない、ありのままの自分を認めてくれる人/寛大な措置/自分の居場所が見つかる/世間の理解を得る/King of Cups カップのキング《正位置》

3.好敵手 →【閉塞】

(主人公のライバルとなる人物、互いに力を磨き高め合っていく良い意味での宿敵。あるいは恋敵)

ヒント:息苦しい環境/余所者を受け付けない村社会/閉塞感のある職場/口が堅くて秘密を決して漏らさない人物/他者を排除して、自分と相手との関係性だけを求める恋/ヤンデレ/何かに拘束されて抜け出せない状況にある/危険な(情報、能力、人物)が流出しないように封印している施設/ワンドの9《逆位置》

4.依頼者 →【家庭】

(物語進展のきっかけとなる人物。主人公に対して何らかの課題や試練を与える役割)

ヒント:守るべき大切な家族がいる/子どもができる/恋人と籍を入れる/マイホームを建てる/親子関係に起因する問題/ヒロインとの同居生活を始める/親孝行をする/家族思いの人間/カップの10《正位置》

5.協力者 →【完成】

(主人公の目的を支援する人物。味方。必ずしも心の底から主人公を応援しているとは限らない)

ヒント:完全無欠、全知全能の人間/問題を解決する最善手が見つかる/疑いようのない明らかな真実が露見する/オーバーキルな能力/その分野の頂点に立つ/No.1/目的が完遂される/終わりの始まり/あるひとつの解決手段により一瞬で決着がつく/始まった思ったらすでに終わっていた恋/21.THE WORLD 世界《正位置》

6.被害者 →【不屈】

(事件に巻き込まれ何かを喪失する人物。あるいは主人公が事件により失う、もしくは失った故人)

ヒント:不遇な環境でもたくましく生きる/「あきらめない」がモットー/困難な状況であればあるほど、力が湧いてくる/決して自分の意志を曲げない/ペンタクルの7《正位置》

7.敵対者 →【不安】

(主人公を邪魔する人物。物語の最後に主人公が乗り越えなければならない壁として立ちふさがる悪役)

ヒント:真実が見えないことによる不安/曖昧でぼんやりとした霧に包まれている/中途半端ではっきりしない/どこを目指したらよいのかわからない/本音の見えないミステリアスな人物/自分の目的に疑問を持っている/周囲の言っていることが正しいとは思えない/ころころと変わる状況や感情/幻影に翻弄される/実体のないものを追い求めている/本心がわからない/隠された真意/18.THE MOON 月《正位置》

8.道化役 →【保身】

(ジョーカー。物語を掻き回したり、シリアスなシーンで笑わせたりする謎に包まれた人物。ピエロ)

ヒント:戦線を脱し、安全な場所に避難する/争いごとを避け、火の粉の届かない場所から静観する/自分の身や、大切な人を守るために戦いよりも逃げることを優先させる/親友から嫌われることが怖くて自分の恋をあきらめる/困難からの脱出/防御や回避技術に長けている/自分が変わることや傷つくことを恐れる/安定志向/ソードの6《正位置》

9.黒幕 →【恋愛】

(本当の敵。あるいは主人公の内面にある影の自分。シャドー)

ヒント:恋している/純粋無垢/コミュニケーション能力に長けている/楽しいひととき/今が楽しければそれでいい/パートナーの存在だけが大切/近い将来に大きな苦難が待ち受けていることを今はまだ知らない/感情的で衝動的な行動/自分の感情を信じている/6.THE LOVERS 恋人《正位置》