【キャラクター:登場人物】
物語に登場するキャラクターの役割と性質
1.主人公 →【軽薄】
(物語の主人公)
ヒント:浅はかな考え/慎重さを欠いた軽はずみな言動/準備不足、せっかち/誠意の感じられない相手/薄っぺらい愛の言葉/ペンタクルの2《逆位置》
2.相棒 →【空想】
(主人公と共に行動し、物語を動かしていく人物。ヒロイン、ヒーロー、第二主人公、親友、助手、狂言回し、語り手など)
ヒント:現実ではないセカイを生きている/小説家、画家、詩人などの芸術家/創作に喜びを感じる/架空の相手との恋/幻術など精神に作用する能力/ファンタジー系の異世界に導かれる/頭のなかで思い描いていた妄想が具現化する/カップの7《正位置》
3.好敵手 →【損失】
(主人公のライバルとなる人物、互いに力を磨き高め合っていく良い意味での宿敵。あるいは恋敵)
ヒント:経済的な損失を被る/事件や災害の被害に遭う/他者からの評価が落ちる/恋人から幻滅される/これまでの有利な立場が無くなる/残されたものを使って勝負しなければならない状況/ペンタクルのA《逆位置》
4.依頼者 →【感傷】
(物語進展のきっかけとなる人物。主人公に対して何らかの課題や試練を与える役割)
ヒント:情緒不安定/感受性に優れている/他者の痛みが理解できる/センチメンタル/論理ではなく感情によって説得される/ロマンチストあるいは少女趣味/悲恋を嘆きつつも悲恋に陶酔している/Queen of Cups カップのクイーン《逆位置》
5.協力者 →【不満】
(主人公の目的を支援する人物。味方。必ずしも心の底から主人公を応援しているとは限らない)
ヒント:堕落した生活を送るも、心は満ち足りない/ソファーに寝そべってポテチを食いながらテレビを見る毎日/周囲の人間に気に食わない人がいて、ふてくされている/いつも不機嫌で、部下に八つ当たりをする/イライラしやすい性格、短気/愚痴をこぼすだけで自分からは動こうとしない/カップの9《逆位置》
6.被害者 →【野心】
(事件に巻き込まれ何かを喪失する人物。あるいは主人公が事件により失う、もしくは失った故人)
ヒント:現状に満足せずその先を追い求める/利潤をとことん追究する/大きな飛躍を欲している/分不相応な相手に恋している/無謀な夢を努力によって勝ち取ろうとする/目標達成のために多くの犠牲を払ってきた/経営者や夢見る戦士/人生の一発逆転を狙っている/ワンドの2《正位置》
7.敵対者 →【強欲】
(主人公を邪魔する人物。物語の最後に主人公が乗り越えなければならない壁として立ちふさがる悪役)
ヒント:欲しいと思ったものはどんな手段を使ってでも手に入れる/ストーカー気質のある人物/物事への執着心が強い/がめつい、欲張り/ペンタクルの4《逆位置》
8.道化役 →【裏目】
(ジョーカー。物語を掻き回したり、シリアスなシーンで笑わせたりする謎に包まれた人物。ピエロ)
ヒント:神に見放される/突発的な不運/行動が裏目に出る/報われない努力/外部環境の変化のせいで悪化してしまう人間関係/ここぞという場面で病気や事故に見舞われる/その人を責めることのできない事情による失敗/10.WHEEL of FORTUNE 運命の輪《逆位置》
9.黒幕 →【追憶】
(本当の敵。あるいは主人公の内面にある影の自分。シャドー)
ヒント:過去を追う人/幼なじみに再会する/同窓会が開かれる/タイムスリップする/過去を引きずっている/失った大切な人との思い出が今でも心の多くを占めている/故郷に帰りたい/あの頃は良かった/カップの6《正位置》